新潟 観光ガイド

新潟県には岩室温泉、戸隠神社、月岡温泉などの観光スポット、謙信公祭、新潟まつり、南魚沼グルメマラソンなどの観光イベント、おにぎり、へぎそば、おやきなどのご当地グルメがあります。

新潟県は北と西に長細い形をした県で、一方を日本海に、もう一方を本州に接している県です。新潟県は山や峠が多く、日本海側は豪雪地帯であったり、地域によって風習や気候などが異なることから上越地方、中越地方、下越地方、佐渡地方に分けられています。観光スポットも、それぞれの地方に点在しています。

南北に長い新潟県は地域によって様々な風景を見せてくれる県で、県境には日本百名山などの山があります。八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳は越後三山といわれ、中ノ岳の登山コースなどは上級者向けの登山コースとして有名です。霊峰・八海山に越後駒ヶ岳の岩壁を回る登山ルートもあり、多くの登山者で賑わっています。

新潟県は日本海に面している海岸線が長いため、海水浴場が点在しており、夏になれば多くの海水浴客で賑わいます。特に柏崎市の鯨波海水浴場は日本の渚100選にも選ばれています。

冬は日照時間が短く多くの雪が降り、夏は日照時間が長く雨が多くないという新潟県の気候は、米づくりには最適の気候で、新潟コシヒカリなど同じコシヒカリでも他と異なる風味のあるコシヒカリを産み出しています。

また、新潟県は水に恵まれた土地で日本有数のお酒の生産地として有名な場所です。江戸時代から数百年も続く酒蔵もあり、そうした酒蔵で酒蔵見学などのイベントがよく行われています。酒蔵を代表する銘柄を試すことができるイベントは、日本酒が好きな人にとってはぜひ参加したいイベントでしょう。

新潟県にも温泉が点在していますが、その温泉の中でも湯沢・苗場は、川端康成の小説「雪国」の舞台でもあります。

苗場は、夏には日本でも有数のロックフェスティバルである「フジロック・フェスティバル (FUJI ROCK FESTIVAL)」が開催され、冬にはスキー場として人気のある場所で、首都圏からのアクセスが良いことから、年間を通して多くの観光客が訪れます。

旅の醍醐味はその土地の食べ物を楽しむことでもあります。つなぎに布海苔を使うへぎそばや笹で包んで蒸した笹団子などの郷土料理を味わえば、何度でも新潟県に訪れたくなるでしょう。

新潟 のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

高田城址公園

4,000本の桜が咲き誇る

高田城址公園は、新潟県上越市本城町に位置する都市公園です。かつて徳川家康の六男・松平忠輝の居城として築かれた高田城の城跡にあります。2020年4月1日には名称を高田公園から改称しました。 高田城の歴史 高田城は1614年に松平忠輝の居城として築かれました。忠輝の妻であるいろは姫は仙台藩主・伊達政宗の娘であり、政宗は徳川家康から築城奉行に任じられ、この城下を構築しました。現在の高田公園一帯は、当時の高田城の建築物や濠、土塁などの遺構からなり、2014年には高田開府400年を迎えました。 高田城址公園の桜 1909年に第13師団の入城を祝い、在郷軍人団が城跡に2,200本の桜を植樹しました...»

清津峡

アートと雄大な自然が合わさる

信濃川の支流である清津川が形成した峡谷。全長約12.5キロメートルの挟み切り立つ巨大な岸壁がV字型の大峡谷で、柱状節理の岩肌やエメラルドグリーンの清流が雄大な景勝地。 国の名勝および天然記念物に指定されており、黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大峡谷の一つに数えられている。 遊歩道は通行禁止のため、全長750メートルにもなる観賞用の歩道トンネル「清津峡渓谷トンネル」から鑑賞する。 トンネルの途中に3つの見晴所、終点にはパノラマステーションがあり、そこから雄大かつ壮厳な渓谷美を見ることができる。 所要時間は往復約40~60程で、トンネル内にはビデオや写真の展示もある。 2018年に行われた...»

佐渡金山

黄金の島に眠る遺跡群

1601年(慶長6年)に3人の山師により開山されたといわれる佐渡金山。その2年後に幕府の天領となって以降、徳川の財政を支え続けた。 明治時代には官営の鉱山となり、西洋から技術者を招くなど機械化・近代化が進められ日本の近代化に貢献。 1989年(平成元年)の操業休止までの約400年間で産出された金は78トン、銀は2,330トン。開削坑道の距離は近代だけでも約400kmに及ぶ。 坑道跡・採掘施設・製錬施設など数々の遺構が、国の重要文化財に指定されている。 佐渡金山の歴史 佐渡金山は、日本の新潟県佐渡市に位置し、長い歴史を持つ金鉱山です。金山の歴史は16世紀にまで遡り、江戸時代には幕府の直...»

月岡温泉

エメラルドグリーンの鮮やかな湯色

新潟の奥座敷として名をはせた温泉地で、近年は歩きたくなる温泉街を目指して体験型店舗がオープンし、カフェや駄菓子屋、足湯、昔ながらの饅頭屋や酒屋、寿司屋、居酒屋など様々な店舗が軒を連ねる。 美しいエメラルドグリーンの湯色は、入浴剤の色と勘違いする人が多いほど鮮やか。 季節や天気などの気象条件によって湯色が乳白色などに変化する場合もある。昔の人は天気予報の代わりに、温泉の色を見ていたと言われている。 硫黄成分濃度の高さで知られ、その含有量は万座温泉に次ぐ日本で2番目の含有量。温泉街は硫黄の香りが漂い温泉情緒をかもし出している。 温泉発祥地にある「源泉の杜」では飲泉もできる。ただし月岡の飲泉...»

大野亀

神が宿るといわれる巨大岩

海に向かって屹立する巨大な一枚岩で、高さは海抜168メートルにも及ぶ。頂上まで登ることができ、360度の眺望が楽しめる。善宝寺石塔が頂上に立つ。 50万株100万本ものトビシマカンゾウの群生地で、初夏の頃には黄色い花が一面に咲き乱れる。花の見頃は5月下旬~6月上旬。 二ツ亀大野亀から海岸沿いに北に車で5分ほど行くと、2匹の亀がうずくまっているような様子から二ツ亀と名がつけられた島がある。 緑の草に覆われたこの島は、沖の島・磯の島とよばれ、潮の満ち引きで景色が変わり、満潮時には島、干潮時には陸繋島となるタイダル・アイランド。 海水浴場となっており、海水の透明度は佐渡随一を誇る。二ツ亀海水...»

湯沢高原ロープウェイ

緑の高原への空中散歩

越後湯沢の町中と湯沢高原を直行で繋ぐ大型ロープウェイ。四季折々の自然を味わないながら、ふもとから山頂まで1,303メートル、高低差:500メートル、約7分間の空中散歩を楽しむことができる。 ロープウェイの搬器内の広さはバス2台分、最大166人も乗ることが可能な世界最大級のサイズ。大きな窓から眼下に広がるのは、魚沼平野から谷川連峰までの雄大な大パノラマ。 山頂駅のある標高870メートルの高原には、高山植物の花々を見ることができるアルプの里やトレッキングコース散策がある。 アトラクションでは全長706メートルを滑り降りるサマーボブスレーやマウンテンゴーカート、高原の森林の中をワイヤーを伝って...»

瓢湖

飛来する野生の白鳥に餌やり体験

白鳥の渡来地として全国的に有名なラムサール条約の登録湿地になっている湖。1639年に用水池として造られた人造湖で、当時の池の形が瓢箪に似ていたことから「瓢湖」と呼ばれた。 水原のハクチョウ渡来地として国の天然記念物に指定、国指定瓢湖鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されている(面積281ha、うち特別保護地区24ha)。 瓢湖にはオニビシやハス、ヨシ、マコモなどが生育している。 毎年10月頃から3月頃にかけて6000羽ほどのオオハクチョウとコハクチョウが飛来し、越冬する。 他にも31科100種の鳥類の生息が確認されており、オナガガモやホシハジロなどのカモ類も数多く飛来する。 日中は周辺の...»

星峠の棚田

水鏡と雲海による幻想的な田園風景

新潟県は日本を代表する米どころで、その中でも松代・松之山地域は美しい棚田が広がる風光明媚な場所として知られています。特に、この地域に点在する棚田の中でも、十日町市にある星峠の棚田はその規模と美しさで多くの訪問者を魅了しています。 幻想的な田園風景 松代・松之山地域の棚田は、丘陵地帯の地形を活かして築かれており、季節ごとに異なる風景を楽しむことができます。四季折々に表情を変える棚田は、訪れる人々に自然の美しさと人々の営みの調和を感じさせます。 星峠の棚田の概要 星峠の棚田は、越後松代棚田群の中でも最大規模を誇り、その美しい景観は「にほんの里100選」や「日本の絶景&秘境100選」にも選ば...»

高谷池湿原・天狗の庭

地上の楽園とも呼ばれる美しい湿原

新潟県に位置する「火打山」は、日本百名山のひとつとして多くの登山者に愛されています。その登山道の途中、標高2,100メートル地点に広がる高谷池湿原と天狗の庭湿原は、自然の美しさが凝縮された高山植物の宝庫として知られています。北アルプスを望むことができるこの場所は、まるで地上の楽園と呼ぶにふさわしい美しい景観が広がっています。 高山植物の楽園 高谷池湿原と天狗の庭湿原では、7月から8月にかけて、多種多様な高山植物が一斉に花を咲かせます。この時期、ハクサンコザクラ、チングルマ、コバイケイソウ、ヨツバシオガマ、ツガザクラ、アオノツガザクラ、そしてコツガザクラといった色鮮やかな花々が湿原を彩ります...»

水の公園 福島潟

220種以上の渡り鳥の飛来地

福島潟の魅力と自然環境 福島潟は、新潟県に位置する自然豊かな湿地であり、毎年、多くの渡り鳥が飛来することで知られています。特に、国の天然記念物であるオオヒシクイ(雁)をはじめとする220種類以上の渡り鳥が集まることから、国指定の鳥獣保護区(集団渡来地)として指定されています。福島潟周辺は、自然公園として整備されており、訪れる人々に美しい自然景観を提供しています。 豊かな水生植物とその重要性 福島潟は、多様な水生・湿性植物の宝庫であり、450種類以上の植物が確認されています。その中でも、オニバスやミズアオイ、ミクリなど、全国的にも希少な植物が自生していることが特徴です。これらの植物は福島潟...»

尖閣湾 揚島遊園

断崖絶壁と海中公園の絶景が広がる

尖閣湾揚島遊園は、新潟県佐渡市に位置し、その壮大な自然美で訪れる人々を魅了します。特に、園内に広がる高さ20メートルの断崖絶壁の海岸は、息をのむような景観を提供します。この地域は、変化に富んだ岩礁が点在しており、その独特な地形は訪れるたびに異なる表情を見せるため、四季折々の景色を楽しむことができます。 「あげしま展望台」での絶景 園内には、「あげしま展望台」という展望スポットがあり、ここからは尖閣湾全体のパノラマを一望できます。展望台から見下ろすと、海岸線に広がる無数の岩礁と、どこまでも続く青い海のコントラストが鮮やかに目に飛び込んできます。この眺めは、訪れる人々にとって忘れられない思い出...»

妙高ゆきエビ

天然の海に近い環境育てるエビ。弾力ある食感と柔らかい殻が特徴

富山県の海洋深層水と、妙高山の雪解け水で波を起こしながら海に近い環境を作り出し、泳がせて育てる“バナメイエビ”は、天然物に近い好食感と旨味を持つ。清潔に保たれた水槽でのびのびと育てるため、臭みがなく、薬品も一切使わないので本来の味を安心・安全に楽しめる。新鮮な甘みとプリッとした食感が際立つ寿司や刺身はもちろん、身を取った頭を唐揚げにすれば酒肴の一品に。煩わしい殻も剥かずにそのまま調理できる柔らかさが特徴で、高温でパリッと調理する天ぷらや焼えびもおすすめ。...»

へぎそば

新潟が生んだ独自のそば。海草を練りこんだそばはツルッとしたのどごし

”へぎそば”は、新潟県魚沼地方発祥のそばで、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻が使われているのが特徴。「へぎ」と呼ばれる器に盛りつけられることからこの名がついたようだ。魚沼地方は、古くからの麻織物の産地で、麻糸を紡ぐ際に使われる布海苔がとても身近な存在だった。やがて、その布海苔がそばのつなぎとしても使われるようになり、へぎそばが誕生したという。厳選したそば粉と布海苔を、職人が独自の製法で打ち上げている。そば本来の味わいがあり、そのツルっとしたのど越しと腰の強さは、ほかのそばでは味わえない。...»

イタリアン焼きそば

新潟っ子のソウルフード

自家製のもちもち太麺は、一見するとうどんのようにも見えますが、れっきとした焼きそば。もやし、キャベツといっしょに特製ソースで炒め、粉チーズで味付けいたします。そして、その焼きそばの上に、特製トマトソースをかけて、白生姜を添えると「イタリアン」のできあがりです。フォークで召し上がっていただきます。ソースの鮮やかな色合いから「濃いめ」と思われがちですが、口にするとトマトの風味とほのかな甘さの漂う「やさしい味」に仕上がっています。他にカレー、ホワイトの定番に季節のソースで常時7種類が揃っています。どの味もおすすめです。...»

けんさ焼

米への感謝からうまれた新潟県の郷土料理

しょうがやゆずの皮、ねぎ、ごま等をあわせて味付き味噌を作り、中央をくぼませた円盤状のご飯にぬってこんがりと焼いたものが”けんさ焼き”。熱いお茶や湯を注いでお茶漬けにしてもおいしく食べられる。”けんさ焼き”は、昔から米作りと縁が深い新潟県で、米に対する感謝の気持ちの表現する郷土料理として伝わっている。現在でも、新米の収穫を祝う行事食や、正月の夜に食べられる料理となっており、地元民にとってひときわ大切な料理となっているようだ。 「けんさん焼き」は、おにぎりにしょうが味噌や甘味噌などを塗って焼いた地元の料理です。別名を「けんさし焼き」「けんしん焼き」「けんさ焼き」ともいいます。 その名前の由来は...»

タレかつ丼

シンプルでありながら、とても奥の深~いご当地カツ丼

新潟の”タレかつ丼”は、ご飯の上に、タレにくぐらせたカツを数枚のせたシンプルなかつ丼。 外見はソースカツ丼に似ているが、しょうゆをベースとした甘辛いタレを使うため、味は別物。主役のカツは、一般的な定食などでみられるとんかつに比べると、薄めに揚げるお店が多い。カツの揚げ方や味付けに関しては、各お店によって独自の工夫があるので、食べ歩いてもおもしろい。ご飯、カツ、タレという、とてもシンプルでありながら、とても奥の深い、ご当地カツ丼だ。 「タレかつ丼」とは、ご飯の上に揚げたての薄めのとんかつを甘辛い醤油だれにくぐらせたもので、卵とじではありません。シンプルな料理で、1つの丼には通常2枚以上のカツが...»

柏崎 鯛茶漬け

柏崎市一帯で提供される贅沢茶漬け!各店で食べ比べを楽しもう

ごはんの上に鯛の身をのせ、温かい出汁をかけて食べる柏崎鯛茶漬け。柏崎市の和食料理店、ホテル、割烹、レジャー施設、旅館、市内に所在する北陸自動車道のSAなどで提供される料理だ。のせる鯛の身は、刺身・焼き身・漬け・香り揚げとお店によって異なる。薬味や出汁の味にもお店の個性が光る。 【歴史・由来】柏崎市は42キロメートルの海岸性線を持ち、岩場のリアス式海岸は良好な漁場として知られている。笠島沖に鯛の産卵場があり、鯛の水揚げ量は県内トップクラス。近隣の旅館では古くから鯛料理を提供してきた。 【おすすめの食べ方】出汁をかける前に「鯛めし」を一口味わい鯛本来の味を感じた後、出汁をかけて薬味とともに食べ...»

栃尾の油揚げ

日本一と称される栃尾の「ジャンボ油揚げ」は職人伝統の逸品

新潟県のほぼ中央に位置し、四方を山に囲まれた長岡市栃尾。限りなく新鮮な水と肥沃な土地で育った大豆で仕上げた油揚げ(地元ではあぶらげという)は、その大きさにも驚かされる。昔から馬のわらじに例えられるほどで、長20cm、幅6cm、厚さ3cmもある。それゆえ芯までふっくら揚がるように二度揚げされる。一枚一枚串に刺して油切りをするので、は真ん中に穴があいている。これはより美味しく仕上げるための栃尾独特の伝統技である。江戸時代からの伝統と歴史のあるソウルフード。「栃尾揚げ」「ジャンボ揚げ」などとも呼ばれている。サクッとした食べごたえ、弾力ある歯ざわり、淡泊な風味と香ばしさが特徴。...»

のっぺ

新潟県、家庭料理の代表。地域の素材を余すこと無く活かす

のっぺは新潟の郷土料理の一つで、農山漁村の郷土料理百選にも選ばれています。具材としては、サトイモが主役で、それに鶏肉、ニンジン、ゴボウ、油揚げ、イクラ、ホタテガイの干し貝柱、椎茸、銀杏、筍、レンコン、蒲鉾などが加えられます。地域や家庭、個人の好みによって具材の種類や組み合わせが異なり、また、切り方によっても違いがあります。サトイモによって自然なとろみができるため、片栗粉やデンプンは必ずしも必要ではありません。イクラは加熱せず生のまま添えられることもありますし、加熱したイクラを使う地域もあります。 のっぺは主に正月や冠婚葬祭の場で食べられてきましたが、近年では時期を問わずに楽しむ傾向があります...»

佐渡天然ブリカツ丼

サックリほくほく!全てを「佐渡産」にこだわった丼ぶり物

ほぼ一年中水揚げされる地域の特産品である天然ブリを、地場産米粉を使って揚げて、特製のあごだし醤油ダレにくぐらせてほかほかご飯にのせた“ブリカツ丼”。衣のサクサク感とブリのジューシーな味わいがしょうゆをベースにした特製だれと絶妙にマッチしてご飯がどんどんすすんでしまう。ブリはもちろん、お米、たれ、衣など材料はすべて「佐渡産」にこだわる。副菜はイカを海藻ナガモと絡めて食べる“イカながも”。これにさらに地場産の食材を使った汁もの、佐渡産の果物を使ったデザートがつく。佐渡市内の飲食店で楽しむことができる。...»

鯛茶漬け(新潟県)

身が引き締まった鯛にサッとお茶をかけて。味の変化を楽しめる

柏崎市の笠島の沖合いには鯛の産卵場があり、近隣の旅館では古くから鯛料理を提供してきた。鯛飯、鯛味噌など様々なメニューがあるが、近年盛り上がりをみせているのが柏崎名物「鯛茶漬け」。笠島の鯛は成長段階で荒波でもまれ、白身がキュッと引き締められる。程よく脂がのったところで水揚げされるため、抜群の噛み応えと、奥深い味わいがたまらない。お茶漬けに使用する鯛は焼かれたもの、漬けられたものなど様々。さっとお茶をかけることで、さらに味わい深くなる。お茶以外に出し汁を使って仕上げる店もあり、味を食べ比べるのも楽しい。 柏崎は海のまちで、約42kmにわたる海岸線があります。入り組んだリアス式海岸は優れた漁場とし...»

いごねり

昔ながらのふるさとの味。水溶性繊維が豊富な佐渡ヶ島の特産品

“いごねり”とは古来より佐渡に伝わる郷土伝承食品。原料は“いご草”という海草で、日本海沿岸に多く生育し、ホンダワラ類の海草に絡みついて成長する。製造方法は収穫した“いご草”を丹念に洗い、鉄釜で練るようにかきまぜながらとろとろに煮る。熱いうちに布袋でこして薄い板に乗せ、ヘラで満遍なく伸ばし、涼しい部屋で冷まして固める。固まったものをくるくると筒状に巻いて完成。巻かない板状のタイプもある。麺状に切ったいごのりに甘口醤油をかけ、薬味としてネギとショウガを入れるのが一般的ないただき方。 「いごねり」は、石川県の能登地方や新潟県(本土と佐渡島)、山形県、秋田県、青森県、そして長野県北部など、広い範囲で...»

ながも(アカモク)

「海の納豆」とも呼ばれるネバネバたっぷりの海藻

“ながも”は標準和名で“アカモク”と呼ばれる海藻の一種。佐渡では昔から親しまれている馴染みの海藻だ。1月末から2月中のわずかな期間にだけ収穫される。海藻の中でも特にねばり気が強く、「海の納豆」とも称される。細かく刻むとまさしく納豆やとろろのようなネバネバ感。食べるとしゃきしゃきとした食感もあり、さっぱりといただける。生だと茶褐色の“ながも”は熱を加えると一瞬で美しい若草色に変化。色の変化を楽しみたければ、炊き立てのご飯にのせたり味噌汁の仕上げに入れるのがベストだ。 能登地方・山形県では“銀葉草(ぎんばそう)”、秋田県では“ギバサ”、佐渡地域では“ながも”と呼ばるホンダワラ科の海藻。佐渡地域で...»

車麩

どんな料理にも合うおふくろの味

新潟の郷土料理「おふくろの味」として昔から親しまれている焼き麩。ドーナツのように中央に穴があいて、車輪のように見えることが、その名の由来。越後、新潟特産の車麩は、小麦グルテンに小麦粉を加えて、バウムクーヘンのように、棒に生地をつけて焼いたもので、膨張剤をはじめ一切の添加物を使わずに丁寧に4回巻き4回焼き上げて作っているお店もあり、消化吸収がよく体にやさしい食材として親しまれている。そのため、赤ちゃんのおやつや離乳食から、お年寄りの食事まで安心して食すことができる。お吸い物・味噌汁・酢の物・すき焼き・寄せ鍋・茶碗蒸し・うどんの上浮等にもオススメ。生活に密着した一品だ。...»

三条カレーラーメン

こだわりのブレンドスパイスや変り種も楽しいご当地麺

70年以上の歴史を持つ「三条カレーラーメン」は、メニューとして提供している店舗が70店を越えており、三条はまさに「カレーラーメン王国」。スープ全体がカレーになっているタイプとラーメンにカレーをのせたタイプがあり、最近ではつけ麺風や冷やしカレーラーメンなども登場しているようだ。また何十種類ものスパイスをブレンドしたり、ラードから作った自家製ルーを使うなどお店によって様々な工夫がされている。食べれば食べるほど、色々な味のバリエーションに引き込まれるメニューである。お店ごとの違った味をぜひとも堪能したい。三条市は古くから金物のまちとして栄え、鍛冶職人たちは昼食を食べる時間もないほど多忙だったそうだ。...»

アンコウ鍋(新潟県)

身から骨まで、あんこうの旨みを堪能

日本海の荒波で育ち、糸魚川市内の漁港で水揚げされたばかりのアンコウの正肉ばかりでなく、『アンコウの7つ道具』と呼ばれるアンコウの食べられる部分、エラ(ホオ肉)、キモ(肝臓)、水袋(胃)、ぬの(卵巣)、えら、ひれ、皮や野菜を使い、鍋にします。 アンコウ鍋の味は各家庭、料理店によってさまざまです。旬はキモが肥大する12月から2月下旬。 毎年糸魚川市内では、1月中旬から2月下旬までにあんこうフェアが開催され、参加店では旬のあんこう料理が堪能できます。食べ比べを楽しめるのも当地方の魅力の一つです。 旬    1月 2月 12月 ...»

五泉さといも麺

独特の食感があとを引く、里芋を練りこんだご当地麺

五泉市はかねてより里芋生産の盛んな土地で、品種改良によりぬめりを抑えた白い肉質の“帛乙女きぬおとめ”が有名。五泉市内の食堂が集まって、これを五泉の名物にしようと、里芋を練りこんだ麺を開発。里芋を粉末にして麺に練りこんだ「さといも麺」は、もちもちとした食感と「ぬめり」が麺に加わり、他にはない食感が楽しめる麺。...»

わっぱ飯(新潟県)

鮭やイクラなど、新潟の旬を味わえる贅沢ごはん

“わっぱ”とは、薄い杉の板を曲げて作った容器のこと。昔はこれを弁当として使用していたと言われている。そこに薄口のダシで炊き上げたごはんを盛り、新潟で捕れる旬の魚などをのせて蒸したものが郷土料理「わっぱ飯」だ。主な具材としては、鮭やイクラ。炊き込みごはんに比べ、あっさりとしていて、素材そのものの味を堪能できるのが魅力だ。見た目にも華やかなわっぱのフタを開けると、香りがふわりと立ちのぼり、なんとも食欲をそそる豪華な逸品である。 新潟で長く愛される「わっぱ飯」は、「田舎家 古町本店」が、その発祥の店として知られています。田舎家の名物「元祖・わっぱ飯」は、昔の弁当箱である「わっぱ」にご飯と具材を載せ...»

へんじんもっこ「たまとろサラミ」

食肉加工大国、ドイツが認めたソーセージとサラミ

“へんじんもっこ”とは、頑固者を意味する佐渡弁“もっこ”にへんじんをつけた造語。日本では珍しいとされる、食肉加工のドイツ公認資格ゲゼレ(職人)の肩書を持つスタッフとオーナーが、本場ドイツの製法と味を追求して作り上げた佐渡のハム・ソーセージ工房である。厳選した新潟の生肉を加工して作られる食肉加工品の数々は、本物を追求しようとする気迫がこもった自信作ばかり。 材料は豚肉、香辛料、塩、乳酸菌などのみで、防腐剤や着色料などの余計なものは一切使用されていません。すべての材料が本来の風味や旨味を最大限に引き出すよう配慮されています。 また、ベースとなる豚肉は全て新潟県産を使用し、ドイツの伝統的な製法を...»

イカながも丼

のど越しがクセになる佐渡のご当地どんぶり

佐渡で獲れた新鮮な「イカ」と、特産品の「ながも」をのせたご当地どんぶり。ながもは標準和名で“アカモク”と呼ばれる海藻の一種。全長3~10mにもなる大型の海藻で、冬期の水温が低い時期に生育します。佐渡では12月末から3月くらいまで収穫されています。ねばり気が強く、「海の納豆」とも称される。熱湯にくぐらせると茶色から鮮やかな緑色になり、細かく刻むとまさしく納豆やとろろのようなネバネバ感。食べるとしゃきしゃきとした食感もあり、さっぱりといただける。 イカながも丼は、細切りにした新鮮なイカの甘さと、ナガモの独特な粘り気とコリコリとした食感、のど越しがクセになる味で、爽やかなゆずの香りが特徴のどんぶり...»

長岡生姜醤油ラーメン

醤油とショウガが特徴の新潟を代表するご当地ラーメン

新潟県の中部、中越地方に位置する県下第2位の人口を誇る長岡市のご当地ラーメン。長岡系ラーメン、生姜醤油ラーメン、長岡流ショウガ醤油ラーメン、長岡ラーメンとも呼ばれ、醤油生姜ラーメンの名の通り、豚ガラでとった脂多めの醤油味と生姜の風味が香る独特なスープ、柔らかめのチャーシューがのっているのが特徴である。 その発祥は諸説あるが、1960年代後半に長岡市内に出店した「青島食堂」がその発祥だと言われている。それまで長岡市内で主流だった支那そばから、生姜をきかせた豚ガラ醤油スープに、ほうれん草と薄切りチャーシューがたっぷりのったラーメンは、すぐに長岡市民をとりこにした。その為、長岡系ラーメンのことを地...»

サバサンド(新潟県)

トルコから伝わったB級グルメ

サバサンドはトルコの名物で、屋台などで販売されているファーストフード。1997年にトルコで味わったサバサンドを日本に持ち帰り、広めたことから柏崎のサバサンドが誕生し、ハイブリッドなご当地グルメとなった。から揚げ粉を付けたサバを油で揚げ大きなパンに挟み、たっぷりのタマネギ・ レモン汁・塩コショウをふって好みの味に調整。酸味が美味しさを引き立てる。カリッと揚げた脂ののったサバともちもちのパンの相性も抜群。日本人向けに改良したファーストフードをアツアツのうちに召し上がれ。...»

煮なます

打ち豆と野菜を酢でやわらかく煮た、正月にも活躍する一品

おろした大根と打ち豆を、砂糖と酢でやわらかく煮たもの。酢を使っているので日持ちがし、寒い冬の保存食として、正月などにも活躍する一品。低カロリーで高たんぱく質の「打ち豆」をはじめ、野菜や酢など、栄養面でも優れた食材を使ったヘルシー料理。ほんのりとした酸味が素材の美味しさを引き立てる。大根と人参をうすい短冊切りにし、塩水に漬けしんなりさせ、打ち豆と千切りにしたしいたけ、油ぬきした油揚げなどと一緒に煮て作る。...»

あんぼ(新潟県 おやき)

おばあちゃんの味、米粉を使い漬物などを具にした郷土食

新潟県南部に位置する十日町市松代(まつだい)周辺の郷土食。コシヒカリの米粉を使った皮に、あずきあん、よもぎ、ピーナツ味噌、大根菜、漬物などを包み込みんだ直径7~8センチのまんじゅうタイプ。昔はどの家庭でも作られ、主食として朝に食べ、戦後の食糧難にも大いにもてはやされたという。皮の色づけにはよもぎが使われ、蒸かすと、ほっとするような優しい色合いになり、モチモチとした米粉ならではの食感が楽しめる。松代は棚田でも有名な地域。この棚田から収穫されたコシヒカリの味を堪能して欲しい。 「あんぼ」は、新潟県と長野県北部で親しまれる伝統料理で、練った米粉の皮であんや野菜などの具を包んで蒸したお饅頭のようなも...»

けんちょん汁

秋にとれる食材がたっぷり!寒い冬の栄養源として食される

一般に言う「けんちん汁」と似ているが、新潟では「けんちょん汁」との呼び方で親しまれている。秋にとれた野菜、きのこ、練り製品、豆腐、打ち豆、車麩などがたくさん入り、寒い時期の栄養源として食されている。 野菜は小さめの乱切りにして炒め、だし汁を加えて戻した車麩や豆腐、きのこなどと一緒に煮込む。出来上がりは煮物のようで、優しい味わいとたくさんの食材の旨みを楽しめる料理だ。冷え切った体も芯から温まるだろう。...»

あく笹巻き

灰汁(あく汁)を使って作る新潟県の伝統料理

新潟県では端午の節句(5月5日の子どもの日)に笹団子とともに「ちまき」を食べる習慣があり、「アク笹巻き」は村上市山北地区で欠かせない少し異なるチマキ。雑木を燃やして作った灰と水を混ぜた「灰汁(あく汁とも呼ばれる)」にもち米を一晩浸し、水切りして天然の笹で巻いて茹であげる。味付けをしていないものは独特の香りを持ち、慣れないと食べにくいので、きなこや砂糖といった甘いものをつけて食べるのが一般的なようだ。強いアルカリ性の灰汁と笹が持つ防腐作用が雑菌の繁殖を抑え、長期保存が効く保存食として重宝されていたようだ。笹を開くと、光り輝く黄金色のもちが現れる。もちもちとした食感と独特の風味が絶品。...»

岩船麩

古来から庶民に親しまれてきた、昔ながらの自然の味

港町・岩船の伝統の味である、まんじゅうのような独特の形をした麩。江戸時代後期ごろ、新潟村上市岩船地区にあった岩船港に、大阪から北陸・北海道に至る西廻り海運で物資を運んだ、北前船が立ち寄った事で加工技術が伝わり、製造が始まったと言われている。饅頭のような独特の形で、外はつるりとしていて、中はしっかりとしたコシのある食感。淡白な味わいは、料理の主役ではなくとも、昔から庶民に親しまれてきた味だ。手間を惜しまず作った昔ながらの自然の味は、岩船のお土産としても人気の高い逸品。 岩船麩はおつるつる、でもコシがある、古くから庶民に親しまれてきた味。新潟のお土産としても好評です。テレビ番組にも取り上げられ、...»

トビウオのすり身

淡白な味でお鍋やお味噌汁など様々な料理と相性抜群

佐渡では味噌汁の具としてよく使われる“トビウオのすり身”。海産物にはうるさい佐渡人が、昔からすり身では一番と認めるのがトビウオなのだ。脂肪分が少なく淡白な味わいながら、しっかりとした旨味があるので、どんな料理にも合わせやすい。魚特有の臭みもほとんどないため、味噌汁やお鍋などの汁物にはもちろん、ゴボウやネギと合わせてかき揚げにしてもおいしくいただける。トビウオの身をすりおろして半練りにした状態でパッケージされているので、使い勝手が良いのも見逃せないポイントだ。 飛び魚から抽出されるダシは、その美味しさから「あご出汁」と呼ばれ、日本国内で最高級の出汁として知られています。トビウオのすり身を使うと...»

タラ沖汁

佐渡沖でとれたスケトダラを、味噌や塩で仕立てる豪快な船上料理

本来は漁師の船上料理だった「タラ沖汁」は、「スケトの沖汁」とも呼ばれ、冬場に旬を迎える佐渡沖で捕れる鱈を使って作られる。スケトウダラをぶつ切りにして海水で洗い、肝と一緒に煮て、ネギを加えた鍋を佐渡産の味噌、または塩味で仕上げただけの素朴にして豪快な料理。 ちなみに、タラにはマダラとスケトウダラの二種類があり、スケトウダラの卵が「たらこ」であるのは有名。スケトウダラは味で一歩ゆずると言われているが、本場で味わえばそのイメージは一新!スケトウダラの本当の美味しさを感じられるだろう。...»

南蛮エビの刺身

新潟の冬の名物。とろける食感と口中に広がる甘みを堪能

正式名は“ホッコクアカエビ”、一般的に甘エビと呼ばれるエビ。赤色で細長い姿形も唐辛子に似ているところから、新潟では「南蛮エビ」と呼ばれている。唐辛子を使った料理は南蛮貿易の名残で南蛮料理と呼ばれ、唐辛子(南蛮)に例えている。透明感がある鮮やかな赤色のものは鮮度がいいといわれ、刺身で食せばとろけるような食感と甘みがたまらなく美味!南蛮エビの刺身は、主な産地である新潟市、佐渡市、糸魚川市を中心に、新潟県各地で楽しむことができる。特に水温の下がる冬のものが、身が引き締まっておいしいとされている。...»

いか徳利

職人の高度な技が光るまさに芸術品

スルメイカを日本酒の徳利(とっくり)の形に加工した“いか徳利”。確かな伝統技術による作業が必要なことと、工程が難しくとても手間がかかることから、最近では佐渡島内での職人もごくわずかと言われている。徳利に日本酒を入れるだけでもスルメイカの風味が充分に楽しめるが、イカゲソを軽く火で炙ってイカ徳利の中に入れてから熱燗を注ぎ10分位置くと、より一層イカの風味を楽しむことができる。その珍しさと誰もが知る外見から、お土産としての人気も続いている。いつもと違う酒宴を楽しんでみてはいかがだろうか。...»

くるみの太巻き

甘く仕上げたくるみが入って、子供も喜ぶ

香ばしいくるみの甘露煮が入った、新潟県の伝統的な巻寿司。太巻きの具といえば、玉子焼き、かんぴょう、きゅうり、おぼろ、などが一般的だが、新潟県の太巻きは、これらに加えて、欠かせない材料としてくるみがあげられる。これは、冷凍技術が発達していない時代に生魚が貴重だったことから、魚を使わない寿司のひとつとしてうまれたのではないかといわれる。味噌(またはしょうゆ)、砂糖、みりんで甘く煮たくるみは、他の具とよくあい、酢飯との相性も抜群。子供のおやつや食事にもおすすめの一品だ。...»

棚田鍋

とろみのあるスープが体も心も温めるご当地鍋

松之山温泉にある旅館で作られている米の魅力を存分に楽しめるご当地鍋。平坦な場所が少ないこの地の棚田で作られた“魚沼産コシヒカリ”の重湯(おもゆ)をベースにしたとろっとした特製スープが特徴の鍋で、棚田に積もる雪に見立てたという“大根おろし”と、お米で作られた“米粉せんべい”がそえられる。とろみのあるスープは具材によく絡み、体が温まるため、寒い季節には嬉しい。松之山温泉の旅館などが共同で開発した「棚田鍋」は、松之山の自然とその恵みが凝縮された、素朴で懐かしい味わいの料理。また、たっぷりと乗った大根おろしにも注目。余分な油を排出し消化を促してくれるので、ヘルシー志向の女性にもおすすめの鍋料理だ。 ...»

燕三条系ラーメン

背脂がとにかくたっぷりな、煮干しらーめん

洋食器の町、燕市や三条市を中心に広まったご当地ラーメン。名称は様々で、燕三条背脂ラーメン、燕背脂ラーメンなどとも呼ばれる。表面を覆うように豚の背脂がたくさんのっていて、煮干しの出汁が効いた濃口醤油スープの魚介系ラーメンで、うどんのような極太麺が特徴。こってりまろやかではあるけれど、ベースは魚介系のため、そこまでくどい感じは少ない。背脂は、小油、中油、大油以外にも鬼油などがある。長ネギではなく、玉ねぎのみじん切りが使われることが多い。 このラーメンの原点は、1932年に中国出身のラーメン屋台の店主が作るラーメン。洋食器産業の工員に出前のラーメンを提供し始め、工員の要望に応えて、味を濃くし、バラ...»

山海漬

その名の通り「山の幸」「海の幸」を使った全国的に知られる珍味

キュウリやダイコンなどと数の子を酒粕で漬けた新潟県の郷土料理。新潟漬物の名を全国に高めた立役者でもある。細切りしたキュウリや白ウリ、大根などの浅塩漬けに、海産物である数の子を塩抜きして加え、切り刻み、様々な香辛料や調味料を混合した酒粕に漬け込み熟成させた、全国的にも珍しい加工漬物だ。酒粕には、わさび漬けが用いられる場合が多く、その名の通り、ワサビ「山の幸」と数の子「海の幸」を一緒にふんだんに使用した珍味。わさび漬けに含まれるイソチオシアネートが、血栓を予防する働きがあるといわれ、悪玉コレステロールを減少させ、動脈硬化や脳卒中の予防も期待される。...»

味噌漬(新潟県)

赤味噌の味や香りも楽しめる、素朴でありながら風味豊かな逸品

野菜や肉、魚などを味噌に漬けた、歴史を持つ漬物。塩のきいた保存性に優れた漬物で、味噌は一般的に赤味噌を用いる。漬け込む食材は日乾しか陰干ししたもの、または1度塩漬けしたものを使用。例えば、初秋に採り入れたナスであれば、3~4日間重しをして漬けたものを、水気を切って1日ほど風に乾かす。そして、上等な赤味噌をみりんでゆるめたものとナスを、互い違いに層をなすように漬け込み、上面にはタケの皮で蓋をして目張りをして半年くらい冷所に静置する。すると味噌の香りや味が食材に染み込み、味噌の深いコクで風味豊かな逸品に。大根、茄子、胡瓜、生姜、昆布、みょうが、山ごぼう...»

糸魚川ブラック焼きそば

名前も見た目もインパクト大の焼きそば

糸魚川(いといがわ)ブラック焼きそばは、その名の如く、イカ墨で仕上げた真っ黒な麺が主役の新潟県糸魚川市のご当地B級グルメ。中華麺と新鮮な新潟県産イカの使用をベースに、各店オリジナルのトッピングや具材、味つけが楽しめる。黄色と黒のコントラストが美しい薄焼き玉子をのせたもの、目玉焼き、温泉卵などの卵トッピングや、たっぷりのかつお節が踊るもの、新潟名物イタリアンを彷彿させるトマトソースをもったもの、チーズなどのバリエーションなど様々。強烈な見ためとは対象的に、味わいはあっさりでイカ墨の甘みがふわりと広がる。地域活性化を目指して開発した。特徴としては、新潟県産のイカを具材に、イカ墨を麺に絡めて真っ黒な...»

レッド焼きそば

真っ赤な情熱のB級グルメ

赤倉温泉の「赤」をテーマにした情熱のB級グルメ。特徴的なのは真っ赤な色合いですが、パプリカやトマトなど、高原野菜の赤色を使い、見た目と違い辛くない味付けでお子様でも安心して食べることができます(一部辛い味付けの店舗もあり)。 妙高高原の提供店舗の共通点としては、米粉を30%配合した太麺を使用し、トマトやパプリカなどの妙高高原野菜から作られた特製ソースが使われています。これが赤色の秘密でもあります。ただし、唐辛子は使用されていません。麺は米粉配合により、もちもちした食感が味わえます。 提供されるバリエーションには、つけ麺風やエスニック風、ハンバーガー風のレッド焼きそばもあります。 赤倉温泉...»

謙信公 義の塩ホワイト焼きそば

米粉を使った麺に旨みいっぱいの魚介系塩だれを絡めた焼きそば

上越市の風土である雪と米の白色をイメージして作りあげたご当地焼きそば。上越産コシヒカリの米粉が30%入った麺を使用し、魚介類・野菜・塩など、新鮮な地元素材の味を生かした塩だれを絡めた優しい味が特長だ。上越市内の飲食店で提供しており、店によって調理法や素材にそれぞれ工夫を凝らしている。様々な味を食べ比べるのも楽しい。 「謙信公 義の塩」は、「苦境にある敵をあえて助ける」「目前の得失より長期的な利・理を求める」などの解釈がされることわざ「敵に塩を送る」の元となった故事から。駿河国の今川氏による食塩の禁輸によって内陸国に領地を持つ武田信玄の領民は生活が困窮したため、敵対していた越後国(新潟県)の上...»

白魚そば

つるんとしたのど越しが堪らないご当地そば

佐渡では、信濃や越後に次いでそば屋が多く、その中でも「白魚そば」は真野町独自の食べ方です。 佐渡の手打ちそばは黒っぽい色合いが特徴の田舎風で、そば粉100%のものや山芋と卵を使った繋ぎそばなどがあります。そこに白魚をかけて食べるのが「白魚そば」です。 白魚は日本海で獲れる小さな魚で、茹でると白くなります。焼海苔の上に、茹でたシラウオを載せます。淡泊な味わいがそばとよく合い、早春の味覚として楽しまれます。...»

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