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とん汁ラーメン

(とんじる)

あっさりしているのにコクがある朝から食べられるご当地ラーメン

新潟県の南西部、上越地方で食べられているご当地ラーメンで、豚汁定食を提供する多くの食堂で食べられる。食堂で提供している豚汁に中華麺をいれたシンプルなラーメンは、地元客だけではなく、この地方を訪れるスキー客や観光客にも人気のメニューだ。 1911年、上越市金谷山で、ハンガリー帝国の軍人レルヒ少佐が日本で初めてスキー技術を伝えた年、スキーで冷えた体を温めるためスキー汁という、いまの豚汁に似た料理が考案された。それがスキー場周辺の旅館や休憩所で広く食べられるようになり、スキー汁は豚汁という名に変えて上越地方全域の食堂に広がっていった。当時の上越地方にはラーメン専門店がなく、食堂で一般の定食とともにラーメンが食べられており、1980年ころ、食堂で提供していた豚汁にラーメンを入れた“とん汁ラーメン”が生まれたといわれている。 炒めた具材が入る味噌ラーメンと違い、じっくり煮込まれた豚肉の旨みと、たまねぎの甘さで、コクがあるスープで冷えた体に染みる温かさ。あっさりしているので朝からでもスルっと食べれてしまうのも魅力。 まさに上越地方を代表するご当地ラーメンである。

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名称
とん汁ラーメン
(とんじる)

上越・妙高

新潟県