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燕三条系ラーメン

(つばめ さんじょう けい)

背脂がとにかくたっぷりな、煮干しらーめん

洋食器の町、燕市や三条市を中心に広まったご当地ラーメン。名称は様々で、燕三条背脂ラーメン、燕背脂ラーメンなどとも呼ばれる。表面を覆うように豚の背脂がたくさんのっていて、煮干しの出汁が効いた濃口醤油スープの魚介系ラーメンで、うどんのような極太麺が特徴。こってりまろやかではあるけれど、ベースは魚介系のため、そこまでくどい感じは少ない。背脂は、小油、中油、大油以外にも鬼油などがある。長ネギではなく、玉ねぎのみじん切りが使われることが多い。

このラーメンの原点は、1932年に中国出身のラーメン屋台の店主が作るラーメン。洋食器産業の工員に出前のラーメンを提供し始め、工員の要望に応えて、味を濃くし、バランスを考えて豚の脂を加え、さらに出前しても麺が伸びにくいように小麦粉の原料を中力粉から強力粉に変え、麺を極太にした。出前をしてもスープが冷めないように蓋をするかのように大量に背脂が入れられ、表面を覆っている。現在は「杭州飯店」が原点となるラーメンの後継とされ、元祖店として全国からファンが訪れる。

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燕三条系ラーメン
(つばめ さんじょう けい)

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