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ル レクチェ(西洋なし)

(セイヨウナシ)

豊かな香りととろける舌触りの「幻の洋梨」

1903年頃にフランスから新潟県内へ導入された西洋梨「ル レクチェ」は、数ある西洋梨の中でも栽培が難しく、生産量が少ない大変貴重な梨。現在は原産地のフランスでもほとんど生産されていない。希少性と卓越した味わいから、まさに「幻の西洋梨」「洋梨の貴婦人」と呼ばれる。

収穫後、常温で40日から45日程度追熟させることで初めて生食に適すものとなるそうだ。その豊潤な香りと、口に入れるととろけるような舌触りは、まさに絶品。もぎたてを産地直送して味わうのはもちろん、現地には梨の試食や、畑でどんな風に大きい梨がなっているか見学できる梨園もあるので、一度は足を運んでみては。

旬 11月 12月 1月

新潟県の豊かな土壌と気候は、多くの農産物の生産に貢献しています。その中でも、「ル レクチエ」はその生産の難しさと希少性、そして卓越した味わいから、まさに「幻の西洋梨」「洋梨の貴婦人」と呼ばれるにふさわしい存在です。

ル レクチエ(Le Lectier)は、洋梨の一種で、果皮に斑点が少なく、酸味の少ない濃厚な甘みと滑らかな舌触りの果肉、独特の甘い香りが特徴です。収穫後に熟成させることで、ジューシーでとろけるような柔らかさを持ち、美しい外観と食味の良さから、贈り物やギフトとして人気があります。

新潟県旧白根市茨曽根村(現・新潟市南区)で、40種類もの西洋梨の苗木を輸入して栽培し、1903年頃に栽培を始めた「ル レクチエ」は、日本で初めて実を結ぶことに成功しました。しかし、当時の日本では西洋梨の栽培技術が未熟であり、多くの困難がありました。その道のりは決して平坦ではなく、「桃栗3年、柿8年、ル レクチエのろくでなし18年」という言葉が生まれるほどでした。技術の進歩により、今では高級フルーツとしての地位を確立しています。

収穫は10月中旬頃から行われ、11月下旬から12月にかけて出荷され、このわずかな期間しか出回らない希少な西洋梨で、新潟県でル レクチエの国内生産の8割が栽培され、地元の食材としても高い評価を受けています。「新潟おいしいもの総選挙」では、第1位を獲得した、県民にとっても大変愛されている食材です。

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ル レクチェ(西洋なし)
(セイヨウナシ)

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