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佐渡海洋深層水

(さど かいよう しんそうすい)

日本海が育む水深332メートルの恵みをボトリング

佐渡の海洋深層水は別名“日本海固有水”とも呼ばれ、年間を通して水温が1℃前後と安定しているのが特徴だ。“佐渡海洋深層水”は沖合3.2km・水深332mから汲み上げた海洋深層水を、独自の製法で空気に触れず脱塩、殺菌処理しペットボトルに詰めたもの。鮮やかなブルーのパッケージが目印だ。硬度300でミネラル豊富な“佐渡の海洋深層水”。一般的に硬水は含まれる成分などにより、独特の味わいが感じられることが多いが、この水は非常に飲みやすく口にすっとなじんでいく。

海洋深層水とは、通常は太陽の光が届かない海の200~300メートル以深の場所に存在する水のことです。ここでは植物が光合成を行わないため、バクテリアが無機栄養塩類を分解して栄養が蓄積され、水は栄養豊富なものに変化します。

光が届かないため、海水の温度は一年を通じて低く一定であり、表層水とは混ざらず、清潔です。地球上の海水の95%が海洋深層水であり、海流によって自然に再生されるため、将来的な資源として注目されています。

水深が数千メートルになると海洋深層水と呼ばれ、これには海洋大循環説も関係しています。例えば、グリーンランドや南極の近くで冷やされた海水が大洋の深層を流れ、数千年かけて循環します。日本周辺でも同様に海水が循環し、日本海固有水や北太平洋中層水と呼ばれます。

地球上の水の90%が海洋深層水であり、これは地球の表面の約70%が海で覆われていることに起因します。海洋深層水は、冷たい海水が氷になり、塩分が濃縮されて重くなり、沈んでできます。このようにできる海洋深層水は、再生可能な資源であり、うまく利用すれば永続的に利用できます。

そして、日本海固有水は日本海に特有の海洋深層水です。これはウラジオストック近海から発生し、冬季の冷却と蒸発によって高密度化され、深さ1000メートルまで達する塩分濃度の高い水の塊です。

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佐渡海洋深層水
(さど かいよう しんそうすい)
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