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佐渡

佐渡の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

佐渡 観光ガイド

佐渡の観光・旅行 Info

佐渡島(さどがしま)は、新潟県沖に浮かぶ日本海最大の離島で、豊かな自然、美しい海岸線、歴史的遺産、伝統芸能に彩られた魅力あふれる観光地です。以下にエリア別・テーマ別におすすめの観光スポットをご紹介します。

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金山と歴史文化に触れる「相川エリア」

佐渡金山(史跡 佐渡金山)

江戸時代から続く日本最大の金山跡。宗太夫坑コース道遊坑コースでは、人形を使った採掘の様子の再現や坑道の内部見学が可能です。

おすすめポイント

江戸〜明治〜昭和の鉱山技術の変遷を一度に学べる場所。幻想的な坑道内も見どころ。

北沢浮遊選鉱場跡

まるでラピュタのような廃墟美で人気の産業遺産。緑に覆われた巨大建造物群は、写真映え抜群です。

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美しい海岸線と自然に癒される「小木・真野エリア」

小木のたらい舟体験

おけ舟(たらい舟)は、佐渡特有の伝統的な漁法。小木港近くの宿根木地区で体験できます。

おすすめポイント

海上から眺める景色と、船頭さんの操船技術が魅力。子ども連れにも人気のアクティビティです。

宿根木(しゅくねぎ)

かつての廻船業の拠点として栄えた町並みが残る歴史的集落。木造家屋が密集し、迷路のような路地が魅力的です。

注目スポット

「三角家住宅」や「旧宿根木小学校」など、文化財級の建物も多く、街歩きが楽しいスポットです。

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風光明媚な絶景を巡る「両津・外海府エリア」

大野亀(おおのがめ)

巨大な岩山が日本海にそびえ立つ景勝地。5月下旬〜6月初旬にはトビシマカンゾウの大群落が斜面を黄色に染め上げます。

おすすめポイント

山頂からの眺望と、季節の花とのコントラストが絶景。登山道も整備されています。

二ツ亀(ふたつがめ)

海に浮かぶ2つの岩が名の由来。白い砂浜と透き通る青い海は、佐渡屈指のビーチスポットです。

夏におすすめ

海水浴場やキャンプ場も併設され、家族連れやカップルに人気のリゾート地です。

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文化と伝統芸能に触れる旅

鼓童(こどう)の佐渡研修所

世界的な太鼓集団「鼓童」の拠点。イベント時には太鼓演奏の見学や体験も可能です。

伝統と現代の融合

佐渡の自然と共鳴する演奏は圧巻。タイミングが合えば鼓童村フェスもチェックしましょう。

能舞台と薪能

佐渡には多くの能舞台が現存しており、夏には薪能(たきぎのう)が上演されます。中でも大膳神社能舞台が有名です。

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その他のおすすめスポット

佐渡のグルメガイド

佐渡島は、日本海の新鮮な海の幸や、歴史に育まれた郷土の味豊かな自然に育まれた農産物が豊富です。旅の楽しみのひとつである「食」を堪能するための情報をご紹介します。

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佐渡の代表的な名産品・特産品

佐渡産コシヒカリ

佐渡は米どころとして知られ、「朱鷺と暮らす郷」認証米など環境に配慮した美味しいお米が特長です。特に粘りと甘みのあるコシヒカリは絶品です。

佐渡産カキ・ブリ・イカ

加茂湖のカキ、冬の寒ブリ、真イカなどは地元の海産物の代表格。刺身や焼き物、寿司として味わえます。

佐渡バター・チーズ

酪農も盛んで、佐渡乳業のバターやヨーグルト、ナチュラルチーズはお土産にも人気です。

佐渡の酒

北雪酒造、真野鶴、天領盃、金鶴など、佐渡には有名な酒蔵が多数あります。島の水と米を使った清酒は風味豊かで、酒好きにおすすめです。

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佐渡のローカルフード

いごねり(えごねり)

エゴ草という海藻を煮て固めた佐渡伝統の寒天食品。酢味噌でいただくのが定番。ヘルシーでクセになる味わいです。

ブリカツ丼

佐渡発祥のご当地グルメ。新鮮なブリをカツにして、甘辛ダレで仕上げた丼物で、地元の食堂やレストランで食べられます。

ながも(海藻)料理

ネバネバ系の海藻「ながも(アカモク)」は、味噌汁や酢の物、冷やし鉢などに使われます。健康食として注目されています。

佐渡寿司

新鮮なネタが自慢の寿司。佐渡前寿司として知られ、特に寒ブリや南蛮エビは絶品。

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人気のレストラン・食事処

回転寿司 弁慶(佐渡本店)

地元漁港直送のネタを使った寿司を気軽に楽しめる人気店。地元民にも観光客にも愛されています。

おすすめネタ

寒ブリ、アジ、南蛮エビ、のどぐろなど。佐渡産の旬の魚介を味わえます。

しまふうみ(カフェ)

両津湾を望む絶好のロケーションにあるおしゃれカフェ。島素材を活かしたスイーツやランチが人気です。

長三郎(両津)

漁師直営の居酒屋で、鮮度抜群の刺身や焼魚が楽しめると評判。観光客にも親しまれています。

味彩(あじさい)

ブリカツ丼の有名店。地元の味をリーズナブルに楽しめる食事処として人気があります。

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佐渡のおすすめお土産

佐渡バターケーキ

佐渡乳業のバターを使用した濃厚なバターケーキ。しっとりとした食感と風味が人気で、お土産の定番です。

佐渡の地酒セット

各種の地元酒蔵の飲み比べセットが販売されています。特に「北雪」「真野鶴」は海外でも評価されています。

佐渡塩(天然塩)

佐渡海洋深層水を使った塩は、料理用やお風呂用など多用途。健康志向の方にも喜ばれます。

トキグッズ

トキをモチーフにした文具やぬいぐるみ、菓子なども豊富で、お子さまのお土産にぴったりです。

佐渡の季節の祭り・イベント

春の祭り・イベント

佐渡國鬼太鼓どっとこむ(4月中旬)

佐渡の春の風物詩ともいえるイベントで、各地の鬼太鼓保存会が一堂に会して演舞を披露します。鬼太鼓とは、鬼の面をかぶった踊り手が、太鼓の音とともに舞う佐渡特有の民俗芸能です。

特徴

各地域によって踊り方や衣装が異なり、力強くも美しい演舞を比較しながら楽しめます。

妙宣寺の桜まつり(4月上旬〜中旬)

佐渡屈指の桜の名所である妙宣寺では、五重塔と桜の共演が楽しめます。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。

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夏の祭り・イベント

アース・セレブレーション(8月中旬)

世界的和太鼓集団「鼓童」が主催する、佐渡最大級の国際芸術フェスティバルです。

見どころ

鼓童のライブ公演はもちろん、ワークショップ、フードマーケット、国際交流イベントなどが島内各地で行われます。世界中のアーティストと島の自然と文化が融合した独特の空間が魅力です。

両津七夕祭り(7月末〜8月上旬)

港町・両津で行われる夏の風物詩。装飾された笹や灯籠、ステージイベントが港一帯に並び、盆踊りや花火大会も開催されます。

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秋の祭り・イベント

相川祭り(9月)

江戸時代の金山文化を色濃く残す相川地区で開催される祭りです。相川音頭のパレードや御神輿など、地元住民による伝統行事が魅力。

特徴

相川金山の歴史と共に歩んできた地域の誇りが感じられる、歴史と文化が融合した祭りです。

大膳神社祭礼(10月)

小木地区にて開催。獅子舞や鬼太鼓、流鏑馬(やぶさめ)など多彩な伝統行事が繰り広げられます。

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冬の祭り・イベント

佐渡寒ブリまつり(12月〜2月)

佐渡の冬の味覚「寒ブリ」をテーマにした食のイベント。地元の市場や飲食店では、寒ブリ料理が堪能できます。

おすすめ料理

寒ブリ刺身、ブリしゃぶ、ブリカツ丼など、多彩なメニューで佐渡の海の恵みを味わえます。

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佐渡の特徴的な祭り文化

鬼太鼓(おんでこ)文化

佐渡全域に伝わる伝統芸能で、集落ごとに鬼太鼓の様式が異なるのが特徴です。春の例祭をはじめ、各地の祭りで披露される鬼の舞は、悪霊を払うと同時に五穀豊穣を祈る神事です。

能楽の島

佐渡は「能楽の島」としても有名です。室町時代から伝わる能舞台が30以上現存しており、現在も奉納能や観賞イベントが開催されています。薪能(たきぎのう)は特に風情があり、夏の夜に行われる幻想的な催しです。

佐渡の気温・天候

佐渡島は、日本海に浮かぶ離島でありながら、本州の気候とよく似た温暖湿潤気候に属しています。四季がはっきりしており、海の影響で冬でも比較的温暖で、夏は涼しい海風が特徴的です。

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春(3月〜5月)の気候

気温と特徴

3月はまだ寒さが残りますが、4月中旬から一気に暖かさを感じる季節になります。桜が咲き始めるのは4月上旬から中旬。5月になると日中は20℃近くまで上がり、爽やかな春の陽気が広がります。

平均気温
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梅雨(6月中旬〜7月中旬)の気候

気温と特徴

6月中旬頃から梅雨入りし、曇りや雨の日が増えます。ただし本州の都市部ほど湿度は高くなく、比較的過ごしやすい梅雨と言われています。雨具は必須ですが、合間の晴れ間には美しい海岸風景が望めます。

平均気温
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夏(7月下旬〜9月上旬)の気候

気温と特徴

梅雨明け後は、本格的な夏が到来しますが、海からの風により猛暑になりにくいのが佐渡の特長です。海水浴やキャンプに適した気候で、観光のベストシーズンでもあります。

平均気温
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秋(9月中旬〜11月)の気候

気温と特徴

9月中旬以降から少しずつ気温が下がり、10月には涼しい秋風が吹きます。紅葉は10月下旬から11月中旬にかけて見ごろを迎え、静かな観光を楽しむのに最適な季節です。

平均気温
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冬(12月〜2月)の気候

気温と特徴

佐渡の冬は新潟本土に比べると比較的穏やかです。日本海側特有の雪は降るものの、積雪は限定的です。ただし、風は強くなりやすいため、防風・防寒対策が必要です。

平均気温
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雨と台風に関する特徴

年間降水量

佐渡の年間降水量はおよそ1,800mm〜2,200mm程度で、梅雨や秋の長雨の時期に雨量が集中します。

台風の影響

佐渡は台風の直撃は比較的少ない地域ですが、強風や高波の影響で、フェリーやジェットフォイルが欠航になることもあります。旅行前には交通状況の確認が必須です。

佐渡へのアクセス

佐渡島は新潟県沖の日本海に浮かぶ大きな島であり、本州とは橋などで接続されていないため、フェリーまたは高速船を利用する必要があります。主な発着地は新潟市、直江津(上越市)です。

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本州から佐渡島へのアクセス

① 新潟港(新潟市) ⇔ 両津港(佐渡市)

最も一般的かつ便数が多いルートです。
ジェットフォイル(高速船):約65分
カーフェリー:約2時間30分(車も積載可)
● 運行会社:佐渡汽船
● 出航地:新潟港(万代島ターミナル)

アクセス方法(新潟港まで)

新潟駅から路線バスで約15分またはタクシーで約10分。
新潟空港からはタクシーで約20分程度。

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② 直江津港(上越市) ⇔ 小木港(佐渡市)

新潟県上越市方面からアクセスする場合はこちら。
カーフェリー:約2時間40分(1日1〜2便)
● 運行会社:佐渡汽船
● 上越妙高駅や直江津駅から港へはバス・タクシーでアクセス可能。

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③ 寺泊港(長岡市) ⇔ 赤泊港(佐渡市)

小規模ですが、寺泊方面からのアクセスに便利。
カーフェリー:約1時間10分
● 夏期を中心に運行(季節限定)
● 寺泊から赤泊へ直接アクセスしたい方におすすめ。

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東京・関西方面から佐渡へのアクセス例

東京方面からのルート

上越新幹線利用が一般的です。
● 東京駅 → 新潟駅(上越新幹線:約2時間)
● 新潟駅 → 新潟港(バス・タクシー)
● 新潟港 → 両津港(フェリー・ジェットフォイル)

関西方面からのルート

● 新大阪駅 → 金沢駅(サンダーバード)→ 上越妙高駅(北陸新幹線)
● 上越妙高駅 → 直江津港(バス・タクシー)
● 直江津港 → 小木港(カーフェリー)

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佐渡島内でのアクセス

主な港と拠点都市

島内の移動手段

バス(新潟交通佐渡)

主要観光地(相川・佐和田・小木など)を結ぶ公共交通。
本数は少なめのため、時刻表の事前確認が必須です。
● 両津港から佐和田方面・相川方面などへ直通便あり。

レンタカー

観光に最も便利な移動手段。
● 両津港・小木港などにレンタカー会社多数。
● 道路は比較的整備されており、運転しやすいです。

レンタサイクル・電動アシスト自転車

港周辺や市街地観光に最適
● 自転車専用道路が整備されたルートもあり、自然の中を快適に走れます。

観光タクシー

● 時間貸し・コース予約が可能なタクシーもあります。
● ドライバーが観光ガイドを兼ねてくれることもあります。

佐渡の移動手段

佐渡島(新潟県佐渡市)は面積が東京都23区とほぼ同じ広さを誇る大きな島です。そのため、効率よく観光するためには交通手段の選び方が非常に重要です。以下では、主要な移動手段についてご説明いたします。

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主な移動手段

1. レンタカー

最もおすすめの移動手段です。観光スポットが島内全域に点在しているため、自由なスケジュールで動けるレンタカーは非常に便利です。両津港、小木港、相川地区などにレンタカー会社があり、到着後すぐに借りることができます。

レンタカーの利点
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2. 路線バス(新潟交通佐渡)

佐渡島には路線バス網が整備されていますが、本数が少なく、運行間隔が長いため、利用する場合は事前に時刻表の確認が不可欠です。両津港や佐和田、相川、小木などを結ぶ路線があり、主要観光地を網羅しています。

利用のコツ
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3. 観光タクシー・貸切タクシー

観光に慣れたドライバーが島内の名所を案内してくれる「観光タクシー」も人気です。時間制料金で希望のコースを巡ることができ、効率的な観光が可能です。港での予約や宿泊施設を通じての手配が一般的です。

おすすめポイント
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4. レンタサイクル・電動アシスト自転車

佐渡の海岸沿いや集落エリアをじっくり楽しみたい方には、レンタサイクルがぴったりです。特に両津・相川・小木周辺ではレンタル施設が整備されています。アップダウンのある地形も多いため、電動アシスト付き自転車の利用がおすすめです。

利用時の注意
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5. 徒歩観光

限られた範囲内の観光、たとえば両津市街地や相川の歴史地区などでは、徒歩での散策も楽しめます。特に街歩きや史跡巡り、港町の風景を楽しむ際には最適です。

徒歩観光の魅力

佐渡の観光コース

佐渡島は新潟県最大の離島で、日本海に浮かぶ美しい自然と深い歴史、独自の文化が魅力の観光地です。以下では、1日コース・2日コース・テーマ別コースに分けて、おすすめの旅程をご紹介します。

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1日で巡る!佐渡島ダイジェストコース

短時間で主要スポットを満喫したい方におすすめのコースです。

午前:両津港到着 → 佐渡金山(相川)

両津港から車で約1時間、西海岸にある佐渡金山へ向かいます。江戸時代から続く金の採掘跡を見学でき、機械彫刻の坑道「宗太夫坑」リアルな人形展示が圧巻です。

昼食:相川地区の地元食堂

地元の海産物を使った定食や寿司を楽しめます。ブリカツ丼など佐渡名物もおすすめです。

午後:尖閣湾 → 北沢浮遊選鉱場跡

海の絶景を堪能したい方には尖閣湾「ラピュタの世界」と称される廃墟美が残る北沢浮遊選鉱場跡

夕方:両津港に戻りフェリーで帰路へ

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2日でじっくり満喫!佐渡ぐるり一周コース

佐渡をくまなく楽しみたい方におすすめの1泊2日コースです。

【1日目】東海岸〜西海岸

午前:両津港 → 真野地区

真野御陵(順徳天皇火葬塚)佐渡歴史伝説館など、佐渡の歴史と文化を学べます。

午後:小木地区・たらい舟体験

佐渡といえばたらい舟

夜:相川温泉で宿泊

相川地区の温泉宿でゆったりと疲れを癒し、美味しい海の幸を堪能しましょう。

【2日目】西海岸〜北部

午前:佐渡金山 → 北沢浮遊選鉱場跡

黄金の歴史を感じる名所を巡ります。

午後:大野亀 → 二ツ亀(ドライブ)

北端に向かってドライブし、大野亀の巨大な岩山とトビシマカンゾウの群生二ツ亀の絶景海岸を楽しみましょう。

夕方:両津港へ戻りフェリーで新潟へ
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テーマ別コース

自然派におすすめ:絶景・海岸線コース

・尖閣湾遊覧船
・大野亀トレッキング
・二ツ亀で海辺散策
・加茂湖で夕景観賞

歴史・文化派におすすめ:史跡めぐりコース

・佐渡金山
・北沢浮遊選鉱場跡
・真野御陵
・日蓮聖人ゆかりの霊跡(妙宣寺など)

アクティブ派におすすめ:体験・アドベンチャーコース

・たらい舟体験(小木)
・シーカヤックやSUP(両津・真野湾)
・佐渡トキの森公園で自然学習

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