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佐渡 観光ガイド

佐渡は多くの観光スポット、イベント、ご当地グルメが楽しめる魅力的な場所です。白雲台や両津港、佐渡歴史伝説館などの観光スポットがあり、長谷寺ぼたんまつり、山王まつり、小木港祭りなどの観光イベントも盛りだくさんです。また、イタリアン、おやき、へぎそばなど、地域ごとに異なる特産品や郷土料理も楽しむことができます。

佐渡は広大な面積を持ち、東西南北に広がっています。そのため、歴史、文化、特産物、郷土料理などが地域ごとに異なります。また、日本海に面する佐渡では、ダイビングや磯釣りなどのマリンスポーツも楽しむことができます。これらのアクティビティを楽しむために訪れる人も多いです。

ただし、マリンスポーツだけが魅力ではありません。たらい舟や砂金堀体験なども楽しいアクティビティです。また、佐渡おけさ、鬼太鼓、弥生人形などの伝統芸能も見どころの一つです。

金山とトキの島「佐渡」には、たくさんの見どころ、遊びどころ、食べどころがあります。一日では十分に楽しめないほどです。幸い、宿泊施設も充実しており、数日間滞在してゆっくりと楽しむこともできます。

金山とトキの島「佐渡」を訪れた際には、必ず訪れたい場所が2つあります。金山を訪れるなら、「史跡 佐渡金山」です。ここでは4つの異なる観光コースが用意されており、江戸時代の金山の歴史を学びながら楽しむことができます。また、公園も整備されており、四季折々の花を楽しむこともできます。

トキの島に来たら、トキを見ることはぜひおすすめです。トキの保護センター内の「トキの森公園」では、トキを間近で見ることができます。また、トキ資料展示室ではトキに関する資料も展示されています。

佐渡のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

佐渡金山

黄金の島に眠る遺跡群

1601年(慶長6年)に3人の山師により開山されたといわれる佐渡金山。その2年後に幕府の天領となって以降、徳川の財政を支え続けた。 明治時代には官営の鉱山となり、西洋から技術者を招くなど機械化・近代化が進められ日本の近代化に貢献。 1989年(平成元年)の操業休止までの約400年間で産出された金は78トン、銀は2,330トン。開削坑道の距離は近代だけでも約400kmに及ぶ。 坑道跡・採掘施設・製錬施設など数々の遺構が、国の重要文化財に指定されている。 佐渡金山の歴史 佐渡金山は、日本の新潟県佐渡市に位置し、長い歴史を持つ金鉱山です。金山の歴史は16世紀にまで遡り、江戸時代には幕府の直...»

大野亀

神が宿るといわれる巨大岩

海に向かって屹立する巨大な一枚岩で、高さは海抜168メートルにも及ぶ。頂上まで登ることができ、360度の眺望が楽しめる。善宝寺石塔が頂上に立つ。 50万株100万本ものトビシマカンゾウの群生地で、初夏の頃には黄色い花が一面に咲き乱れる。花の見頃は5月下旬~6月上旬。 二ツ亀大野亀から海岸沿いに北に車で5分ほど行くと、2匹の亀がうずくまっているような様子から二ツ亀と名がつけられた島がある。 緑の草に覆われたこの島は、沖の島・磯の島とよばれ、潮の満ち引きで景色が変わり、満潮時には島、干潮時には陸繋島となるタイダル・アイランド。 海水浴場となっており、海水の透明度は佐渡随一を誇る。二ツ亀海水...»

尖閣湾 揚島遊園

断崖絶壁と海中公園の絶景が広がる

尖閣湾揚島遊園は、新潟県佐渡市に位置し、その壮大な自然美で訪れる人々を魅了します。特に、園内に広がる高さ20メートルの断崖絶壁の海岸は、息をのむような景観を提供します。この地域は、変化に富んだ岩礁が点在しており、その独特な地形は訪れるたびに異なる表情を見せるため、四季折々の景色を楽しむことができます。 「あげしま展望台」での絶景 園内には、「あげしま展望台」という展望スポットがあり、ここからは尖閣湾全体のパノラマを一望できます。展望台から見下ろすと、海岸線に広がる無数の岩礁と、どこまでも続く青い海のコントラストが鮮やかに目に飛び込んできます。この眺めは、訪れる人々にとって忘れられない思い出...»

佐渡天然ブリカツ丼

サックリほくほく!全てを「佐渡産」にこだわった丼ぶり物

ほぼ一年中水揚げされる地域の特産品である天然ブリを、地場産米粉を使って揚げて、特製のあごだし醤油ダレにくぐらせてほかほかご飯にのせた“ブリカツ丼”。衣のサクサク感とブリのジューシーな味わいがしょうゆをベースにした特製だれと絶妙にマッチしてご飯がどんどんすすんでしまう。ブリはもちろん、お米、たれ、衣など材料はすべて「佐渡産」にこだわる。副菜はイカを海藻ナガモと絡めて食べる“イカながも”。これにさらに地場産の食材を使った汁もの、佐渡産の果物を使ったデザートがつく。佐渡市内の飲食店で楽しむことができる。...»

いごねり

昔ながらのふるさとの味。水溶性繊維が豊富な佐渡ヶ島の特産品

“いごねり”とは古来より佐渡に伝わる郷土伝承食品。原料は“いご草”という海草で、日本海沿岸に多く生育し、ホンダワラ類の海草に絡みついて成長する。製造方法は収穫した“いご草”を丹念に洗い、鉄釜で練るようにかきまぜながらとろとろに煮る。熱いうちに布袋でこして薄い板に乗せ、ヘラで満遍なく伸ばし、涼しい部屋で冷まして固める。固まったものをくるくると筒状に巻いて完成。巻かない板状のタイプもある。麺状に切ったいごのりに甘口醤油をかけ、薬味としてネギとショウガを入れるのが一般的ないただき方。 「いごねり」は、石川県の能登地方や新潟県(本土と佐渡島)、山形県、秋田県、青森県、そして長野県北部など、広い範囲で...»

ながも(アカモク)

「海の納豆」とも呼ばれるネバネバたっぷりの海藻

“ながも”は標準和名で“アカモク”と呼ばれる海藻の一種。佐渡では昔から親しまれている馴染みの海藻だ。1月末から2月中のわずかな期間にだけ収穫される。海藻の中でも特にねばり気が強く、「海の納豆」とも称される。細かく刻むとまさしく納豆やとろろのようなネバネバ感。食べるとしゃきしゃきとした食感もあり、さっぱりといただける。生だと茶褐色の“ながも”は熱を加えると一瞬で美しい若草色に変化。色の変化を楽しみたければ、炊き立てのご飯にのせたり味噌汁の仕上げに入れるのがベストだ。 能登地方・山形県では“銀葉草(ぎんばそう)”、秋田県では“ギバサ”、佐渡地域では“ながも”と呼ばるホンダワラ科の海藻。佐渡地域で...»

へんじんもっこ「たまとろサラミ」

食肉加工大国、ドイツが認めたソーセージとサラミ

“へんじんもっこ”とは、頑固者を意味する佐渡弁“もっこ”にへんじんをつけた造語。日本では珍しいとされる、食肉加工のドイツ公認資格ゲゼレ(職人)の肩書を持つスタッフとオーナーが、本場ドイツの製法と味を追求して作り上げた佐渡のハム・ソーセージ工房である。厳選した新潟の生肉を加工して作られる食肉加工品の数々は、本物を追求しようとする気迫がこもった自信作ばかり。 材料は豚肉、香辛料、塩、乳酸菌などのみで、防腐剤や着色料などの余計なものは一切使用されていません。すべての材料が本来の風味や旨味を最大限に引き出すよう配慮されています。 また、ベースとなる豚肉は全て新潟県産を使用し、ドイツの伝統的な製法を...»

イカながも丼

のど越しがクセになる佐渡のご当地どんぶり

佐渡で獲れた新鮮な「イカ」と、特産品の「ながも」をのせたご当地どんぶり。ながもは標準和名で“アカモク”と呼ばれる海藻の一種。全長3~10mにもなる大型の海藻で、冬期の水温が低い時期に生育します。佐渡では12月末から3月くらいまで収穫されています。ねばり気が強く、「海の納豆」とも称される。熱湯にくぐらせると茶色から鮮やかな緑色になり、細かく刻むとまさしく納豆やとろろのようなネバネバ感。食べるとしゃきしゃきとした食感もあり、さっぱりといただける。 イカながも丼は、細切りにした新鮮なイカの甘さと、ナガモの独特な粘り気とコリコリとした食感、のど越しがクセになる味で、爽やかなゆずの香りが特徴のどんぶり...»

トビウオのすり身

淡白な味でお鍋やお味噌汁など様々な料理と相性抜群

佐渡では味噌汁の具としてよく使われる“トビウオのすり身”。海産物にはうるさい佐渡人が、昔からすり身では一番と認めるのがトビウオなのだ。脂肪分が少なく淡白な味わいながら、しっかりとした旨味があるので、どんな料理にも合わせやすい。魚特有の臭みもほとんどないため、味噌汁やお鍋などの汁物にはもちろん、ゴボウやネギと合わせてかき揚げにしてもおいしくいただける。トビウオの身をすりおろして半練りにした状態でパッケージされているので、使い勝手が良いのも見逃せないポイントだ。 飛び魚から抽出されるダシは、その美味しさから「あご出汁」と呼ばれ、日本国内で最高級の出汁として知られています。トビウオのすり身を使うと...»

タラ沖汁

佐渡沖でとれたスケトダラを、味噌や塩で仕立てる豪快な船上料理

本来は漁師の船上料理だった「タラ沖汁」は、「スケトの沖汁」とも呼ばれ、冬場に旬を迎える佐渡沖で捕れる鱈を使って作られる。スケトウダラをぶつ切りにして海水で洗い、肝と一緒に煮て、ネギを加えた鍋を佐渡産の味噌、または塩味で仕上げただけの素朴にして豪快な料理。 ちなみに、タラにはマダラとスケトウダラの二種類があり、スケトウダラの卵が「たらこ」であるのは有名。スケトウダラは味で一歩ゆずると言われているが、本場で味わえばそのイメージは一新!スケトウダラの本当の美味しさを感じられるだろう。...»

いか徳利

職人の高度な技が光るまさに芸術品

スルメイカを日本酒の徳利(とっくり)の形に加工した“いか徳利”。確かな伝統技術による作業が必要なことと、工程が難しくとても手間がかかることから、最近では佐渡島内での職人もごくわずかと言われている。徳利に日本酒を入れるだけでもスルメイカの風味が充分に楽しめるが、イカゲソを軽く火で炙ってイカ徳利の中に入れてから熱燗を注ぎ10分位置くと、より一層イカの風味を楽しむことができる。その珍しさと誰もが知る外見から、お土産としての人気も続いている。いつもと違う酒宴を楽しんでみてはいかがだろうか。...»

白魚そば

つるんとしたのど越しが堪らないご当地そば

佐渡では、信濃や越後に次いでそば屋が多く、その中でも「白魚そば」は真野町独自の食べ方です。 佐渡の手打ちそばは黒っぽい色合いが特徴の田舎風で、そば粉100%のものや山芋と卵を使った繋ぎそばなどがあります。そこに白魚をかけて食べるのが「白魚そば」です。 白魚は日本海で獲れる小さな魚で、茹でると白くなります。焼海苔の上に、茹でたシラウオを載せます。淡泊な味わいがそばとよく合い、早春の味覚として楽しまれます。...»

牡蠣汁(新潟県)

牡蠣の身がふっくら、ぷりぷり♪ 磯の香り漂う牡蠣汁

佐渡の冬の味覚の一つが牡蠣。佐渡ヶ島の玄関港・両津に位置する加茂湖は新潟県で最大の湖で、全国でも珍しい、海とつながり海水と淡水が混じりあう汽水湖。その加茂湖では昭和7年(1932年)から始まったカキの養殖が盛んに行われている。汽水湖という環境と大佐渡山地の恵みにより、海洋に比べて比較的安定した自然環境で、プランクトンが多い海水に、山からの栄養豊富な川水が流れ込み、混ざり合うことで、牡蠣の成長を促し、1年で食べごろの大きさになる。1年以内に収穫される牡蠣は、マイルドで磯臭さが少ないので、牡蠣が得意でない方でも食べやすい。佐渡の牡蠣シーズンは、10月下旬から5月のGW付近まで続き、特に、水温が低い...»

いももち(新潟県)

佐渡の定番おやつは、甘さ控えめ、まったり味の自然派スイーツ

いももち(芋餅)は、日本各地に同じ名前で郷土料理があるが、使用する芋の種類や製法が異なる。佐渡のいももちは、サツマイモを原材料として作る菓子。米がとれず、さつまいもで代用していた。現在でもおやつとして定番のスイーツ。市内のスーパーでも売られている。ひと昔前までとは違い、現在販売されてる「いももち」は、無農薬で栽培された“ベニアズマ”を使うなど、おいしさへこだわったもの多く、自然食材ながらの控えめの甘さが、毎日食べても飽きがこない味と、地元の人にも人気がある。より、スイーツらしさを楽しみたい人は、いももちを軽く加熱するとさつまいもの甘みと風味が増して、また違った味が楽しめる。...»

イカの一夜干し(新潟県)

新鮮な真イカを海洋深層水と天日塩で仕込み、旨味を凝縮

さまざまな魚介が豊富に獲れる佐渡島で、中でもイカは一年を通して、多く水揚げされ、佐渡の人たちの日常食として親しまれている。6~7月の夜、集魚灯を灯したイカ釣り船が水平線に並んで見える光景は、その時期ならではの佐渡の風物詩。同時に旬を迎えるのがスルメイカ。機械を使わずに完全に天日干しで、柔らかく旨味たっぷりの丸干イカに仕上がる。酒の肴として、天ぷらにしたり、野菜と一緒に炒めたり、また細く裂いてお茶漬けにのせても美味。...»

八幡いも(佐渡)

佐渡の八幡地区で栽培される佐渡の伝統野菜“八幡芋”。江戸時代には代官所にも納められました。、サトイモ科の中でも珍しい品種であったため、島外には出回らず、門外不出とも言われていた希少な品種です。サトイモの一種で、山梨県八幡地区の八幡芋とは形も味も異なります。 佐渡の八幡芋は特定の場所でしか育たず、収穫量も少ないため、島内中心の流通となっています。しかし、島内ではごく親しまれている食材。国府川から流れ出す豊富な土砂と、春から夏にかけて吹く強い南西の風によって砂丘地帯が形成されました。この砂丘地帯で作られる伝統野菜が八幡いもです。 通常のサトイモは粘土質の土で育てられますが、佐渡の八幡芋は水はけ...»

佐渡産コシヒカリ(米)

「生きものを育む農法」で栽培した、自然の生命力が豊かな米

“魚沼産コシヒカリ”にも負けないと評判の米ブランドが、海に囲まれた佐渡島の自然豊かな環境の中、佐渡独特の気候で育てられた“佐渡産コシヒカリ”だ。特に佐渡の北西に位置する海府地域で生産する米は「山つき」と呼ばれる棚田で栽培を行う。田んぼから見える外海府の海は豊富なミネラルを運び、山からの雪解け水が田んぼを潤す。新潟本土に比べて冬暖かく夏涼しいため、出穂から刈入れまで、じっくりと時間をかけて成熟させることができる。「朱鷺と暮らす郷」として、特別天然記念物トキの餌となる、 カエルやドジョウなどが生息できるよう、 農薬や化学肥料を削減した自然な水田環境を作り出す農法を実践している。しっかりとした食感と...»

おけさ柿

様々な楽しみ方ができる、甘くてジューシーな特産物

新潟県で育てられる渋柿の一種「おけさ柿」は、佐渡の代表的な特産物だ。「平核無」と「刀根早生」という品種からなる。名前は、佐渡の民謡「佐渡おけさ」に由来。また、種がないという特徴から、「越後の七不思議」に次ぐ不思議なものとして、「八珍柿」とも呼ばれている。佐渡で栽培されている柿は、面積と出荷量で県内のほぼ70%を占めている。出荷は10月中旬から早生品種の刀根早生(とねわせ)で始まり、10月下旬に平核無(ひらたねなし)に替わったのち11月中旬まで続く。渋抜きされて出荷されるため、店頭に並ぶと甘い柿として楽しめる。オレンジ色の濃さと甘くジューシーでとろけるような舌触りが特徴。種がないので食べやすく、...»

小木ビオレー(佐渡産 黒イチジク)

幻の食べる輝く黒い宝石

黒いちじくのビオレ ソリエスは、日本国内の生産者は少なく、栽培の難しさから生産量も限られている、イチジクの中でも希少な品種。原種は南仏プロヴァンスの「フィグ ド ソリエス」。この品種は古くからフランスで有名で、糖度が18~24度と高く、深い甘味と滑らかな食感が特徴。カットすると、中の白い部分は薄く、赤い部分が多い。 佐渡島は鮑やカキなど海の幸が豊富で、りんごや柿、みかんなどの山の幸も育つ。この恵まれた環境の中で、佐渡の小木町の農家が試行錯誤の末、栽培に成功したのが佐渡の食べる黒い宝石とも呼ばれる黒いちじく「ビオレ・ソリエス」の小木ビオレ―。病害虫に弱く、皮が薄く、柔らかいので、出荷後のあしも...»

新潟県産 りんご

太陽をいっぱい浴び樹上で完熟させたリンゴ

新潟県ではマイナーなイメージのリンゴだが、鮑やカキなど海の幸が豊富な佐渡島では、山の幸も育つ。佐渡島の南側に位置する西三川地区は海洋性気候による豊かな自然を活かした果物栽培が盛んで、県下一のリンゴ生産地として知られ、リンゴ以外にも、スイカ、梨、ブドウなど様々な西三川ブランドの果物に取り組んでいる。明治末期からリンゴが栽培されていて、リンゴは8月下旬のサンつがるに始まり、晩秋のサンふじに至るまで様々な品種が出荷される。樹上で完熟させ、甘みと酸味のバランスが良いのが佐渡産りんごの特徴。主力品種は「ふじ」で、ぎりぎりまで樹に残し、太陽をいっぱい浴びながら樹上で完熟するサンふじを11月中旬頃から翌春ま...»

南蛮エビ

透き通るように美しい身。上品な甘さとプリプリとした食感は絶品

正式名称は「ホッコクアカエビ」で、一般的には「アマエビ」といわれることが多いが、鮮やかな赤色と姿形が赤唐辛子に似ているところから新潟では「南蛮エビ」と呼ばれている。新潟の南蛮エビがおいしいと言われるのは、信濃川と阿賀野川から流れ込む水が交わり、川からの栄養分を豊富に含んだ海域が漁場であるため。甘味が強く旨みたっぷりで、身が太く、赤みが強いのが特徴。刺身や炙り、蒸し物などいろんな料理になるほか、頭は味噌汁やから揚げに。卵はしょう油や塩で味付けし酒のつまみに。余すとこなく丸ごと堪能できる。 南蛮エビは、主に北陸以北の日本海で獲れ、甘みが強く独特の食感があります。特に冬が食べ頃とされ、この時期には...»

佐渡産 寒ブリ

早くに水揚げされるブリは、脂がのってとろける美味しさ

佐渡の冬の代表的な味覚で、新潟のフードブランドの一つである「佐渡寒ブリ」。縁起がよいとされる出世魚の代表であるブリは、冬に北西の寒風が吹き込むと南下を始め、どこよりも早く佐渡島で水揚げされる。平成18年から「佐渡一番寒ブリ」としてのPRを始め、佐渡島内12店、新潟市内8店の仲買店で取り扱っている。脂がのってとろけるような美味しさのブリは、寿司屋や割烹、宿、そしてイベントでも味わうことが可能。煮て良し、焼いて良し、刺身にするも良し。様々な調理で楽しみたい。 旬 12月 1月 2月...»

新潟県産 カキ

焼いてよし、揚げてよし!ぷりぷりの身が自慢の「海のミルク」

カキには大きく、マガキとイワガキの2種類があるが、佐渡ではマガキの養殖が盛んに行われている。市場に出回るまでの大きさになるには約1~2年。その間、日本海のミネラル豊富な海水の中で育つ。たんぱく質やカルシウムなどの栄養素を多く含んでいることから、別名「海のミルク」とも呼ばれるカキ。その中でも“佐渡のカキ”は小ぶりながら味が良いと評判だ。フライはもちろん、殻つきのまま焼いたり、鍋物にしてもおいしい。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»

新潟県産 イカ

夏を告げる佐渡の風物詩。日本海に灯るイカ釣り漁船の漁り火

新潟県沿岸域、とりわけ佐渡沖は、「イカ」の絶好の漁場と言われている。年間を通して漁獲されるイカだが、県が漁獲量を誇る「スルメイカ」は、日本海を北上途上にある5~8月が旬で、6月が最盛期。イカ漁は夜に行われるため、日本海には点々と船の漁り火が灯り、なんとも幻想的な風景を創り出す。夏を告げる佐渡の風物詩である。この時期に佐渡沖で獲れる真イカは、小ぶりながらプリっとした弾力があり、甘みが強いことから、最も美味しいと言われる。一夜干しや沖漬け、塩辛などの加工食品が高い人気を得ているが、細く切ってしょうが醤油でいただくイカソーメンもまた格別に美味い。 旬     5月 6月 7月 8月 ...»

新潟県産 真鱈

新鮮な白子やたらこがおいしい佐渡のマダラ

日本に分布するタラ類3種の中では最大種で底引き網、定置網、延縄、釣りなどで漁獲される。また、白子(しらこ)と呼ばれる精巣もこってりとした味で珍重され、流通する際はメスよりオスの方に高い値がつく。白子は新鮮なものが寿司ねたなどで生食されている。 マダラのたらこ(卵巣)はスケトウダラよりも硬いが、未熟なものは柔らかくスケトウダラよりも大型でボリュームがあるため、煮付けや焼き物にすると美味である。 他にも肝臓から取り出した脂肪は肝油に用いられる。 旬     1月 2月...»

新潟県産 マグロ

夏の初めにだけ味わえる、本マグロの繊細な味

初夏の佐渡はマグロの季節。近海物のマグロは季節によって場所を移動します。北海道を目指して北上するマグロが佐渡沖を通るのは6月~7月。マグロの中でも高級とされるクロマグロ、通称「本マグロ」が定置網に入り築地市場に向けて出荷されます。もちろん寿司ネタとして佐渡島内のお寿司屋さんにも登場。上品な甘みと繊細な味わいは、6月~7月ならではの佐渡の味覚です。 旬     6月 7月...»

新潟県産 めかぶ

美容と健康に欠かせない成分が凝縮され栄養たっぷり

めかぶはワカメの根元部分であり、太く硬い茎とひだ状の葉が塊となった部分です。一般的に食用される上部の葉っぱとは異なり、めかぶには厚いひだがたくさんあります。その形状や味わいは、わかめの上部の葉と根元のめかぶでは異なるため、食品としては区別されます。 めかぶの一番の特徴はぬるぬるネバネバです。茶褐色の厚いひだが折り重なっているめかぶは、わかめの生殖細部の集まりであり、さまざまな栄養素が詰まっています。ワカメよりも栄養豊富で、美容と健康に欠かせない成分が凝縮されているので、健康に気遣う方におススメです。 採取時期は2月から4月頃です。スーパーで見かけるのは一般的に緑色の「味付けメカブ」ですが、...»

新潟県産 しただみ

巻き貝は佐渡の珍味

しただみは、小さな巻貝のことで、尻高(しったか)・しったことも呼ばれる。塩ゆでして、爪楊枝でくるんと剥いて食べる佐渡の珍味。大きいものはそのまま食べて、小さいものは味噌汁に入れて出汁にしても美味しいです。...»

佐渡産 サザエ

佐渡磯で獲れる潮の香りの身が引き締まった天然サザエ

佐渡のサザエは、荒波打ち寄せる佐渡の海岸で育っているため、流されないよう大きくて長い角を持っている。大粒で肉質がしっかりしており、身が引き締まっているのが特徴だ。?漁の方法はたらい舟に乗ってのぞき眼鏡で水中を見ながら、カギのついた長い棹でサザエを引っ掛けて獲る昔ながらの「たらい舟漁」。一つひとつ丁寧に収獲されたサザエの美味しさを堪能するには、やはりつぼ焼きをおすすめしたい。独特の旨味と苦味のバランスは、人生を知り尽くした大人の味である。 旬     4月 5月 6月 7月 8月 10月 11月 12月 ...»

佐渡産 アワビ

味も食感も格別!荒波に揉まれて育った高級品

潮の流れの速い佐渡の小木岬で荒波に揉まれて育った小木のクロアワビは、収穫量も少なく高級品として取引されている。江戸時代から続くと言われる「磯ネギ漁」と呼ばれる「たらい舟」や磯舟での漁を行っており、水深5~15mの海底から専用の「アワビヤス」と呼ばれる長い棹で1個ずつはがして獲る。慣れていない人がするとアワビの身に傷がついて品質が落ちてしまうため、アワビ漁は漁師の中でもプロ中のプロでないと獲れない。冬には身が引締まり、産卵のために栄養を蓄えているので旨味ものってますます美味しさを増すそうだ。 旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月...»

佐渡産 あらめ(海藻)

栄養たっぷり、佐渡のおふくろの味

アラメは海岸線が長く出入りに富む外海府地域で多く採られる海藻。佐渡の岩石のほとんどは大陸時代の火山活動で形成されたため、佐渡の海岸は岩礁や岩礫が多く、波食台も見られる。これらの条件が揃っているため、アラメなど多様な海藻が育ちやすくなっている。アラメには食物繊維であるアルギン酸や、鉄分、カルシウム、タンパク質が豊富に含まれるヘルシー食品。細かい凹凸があり、幅広で天日干しをしたもののほかに、細かく刻んだものを木枠で成形して乾燥する“板あらめ”というものもある。あらめは何度も水に入れては戻すという作業を繰り返して使う。最もオーソドックスな調理法はにんじん、打ち豆、こんにゃくと一緒に煮つける方法。佐渡...»

佐渡産 サクラマス

佐渡のサクラマスは爽やかな香りと、甘味のある身に油が程よくのっている。サクラマスは、川魚のヤマメが海に移り、大きく成長した魚を指すが、近年その数が減少し、希少な高級魚となっている。そのため佐渡沖で養殖をおこなっていて、サクラマスの脂のり上品な旨みが楽しめる。 旬     2月 3月 4月 ...»

佐渡産 ズワイガニ

ブランドガニに負けない、鮮度抜群のズワイガニ

佐渡でとれるズワイガニは、ブランド化こそされていないが各地の有名ブランドガニに負けないおいしさと地元の業者は太鼓判を押す自慢の名産物。ズワイガニは水深200~400mに生息しており、体色が黄褐色で、ゆでると赤に近いオレンジ色となるカニだ。ベニズワイガニに比べ、脚が太いため身入りが多く、身やミソの風味もよい。同じズワイガニでもオスの方が大きく成長するので、メスよりオスの方が高価で取引されることが多い。佐渡のオスのズワイガニの県内シェアは50%を越えるが、近年は減少傾向にある。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»

佐渡わかめ

荒波に揉まれ育った風味豊かなヘルシー食品

南佐渡海岸の鴻ノ瀬鼻は、世界でも珍しい現象と言われる海に突きでた砂州。その地形が潮の流れを強め、そこで揉まれ育ったワカメの一番刈り(2月下旬)は柔らかく風味豊かな最高級品だ。色彩、香り共に優れとても柔らかい。使用する際には、わかめを必要量だけ5分ほど水に浸す。水を切り適宜に刻み、熱湯を注いで手早く水にさらすと身がしまり色や香りが豊かになりおいしくいただける。肉厚で磯の香り高く、とろみがあり、乾燥を戻しても生わかめのような食感だ。 旬     2月 3月 4月...»

荒波のり

磯の香りたっぷり!手摘みの岩のりを新鮮なまま加工

冬場に佐渡の小木地区などで手摘みをしている岩のりは 佐渡特産品。佐渡の岩のりは12月から3月頃までがシーズンだが、乾燥させてパリパリの状態の板(判)のりに加工され、冬でなくても島内各地のスーパーや土産処で通年販売されている。岩場やのり畑から採集された岩のりは、一般の養殖ののりと比べて磯の香りが抜群でうまみが強く、手摘みなのでのりがとても柔らかいのが特徴。ミネラル分に富む自然食品。味噌汁や麺類の汁物、スープに入れると、磯の香りがして、とろっとした食感を楽しめる。...»

佐渡牛

希少流通の隠れた佐渡島の極上ご当地牛

佐渡牛は佐渡島で生まれ育った黒毛和種の牛で、希少価値の高い和牛のブランド。年間出荷頭数はわずか30ほどの幻の牛肉です。脂身の融点が低く、人肌の温度帯で旨味がとろける極上のお肉。昔から佐渡は黒毛和牛仔牛の有数の産地であり、ほとんどの仔牛は買い付けられ、全国各地の有名ブランド牛となる。島に残ったわずかな牛たちは、春から夏は放牧され、牧草や地元産コシヒカリのワラを与えられて自然豊かな環境で健やかに肥育された、隠れた高級極上ご当地牛。牛肉にも旬があり、冬は脂肪を蓄え、水分量も低めなので、旨みが凝縮し、美味しいお肉なると言われている。佐渡牛は柔らかくて甘みがあり、ジューシーな肉質が特徴で、口に入れるとす...»

佐渡バター

厳選された生乳と海洋深層水でできた塩で作るこだわりバター

高品質な和牛を産出する佐渡は、乳牛の飼育も盛ん。そんな島の酪農家の優れた生乳を島外にも広く知ってもらいたい、という思いから生まれたのが佐渡乳業の“佐渡バター”だ。佐渡産のフレッシュな生乳から採れた厳選されたクリームを使用し、佐渡海洋深層水100%で作った食塩を使用し、新鮮なうちに練り合わせて加工。木製のバターチャーン(樽型)で充分に風味を醸したのち、成型も1個ずつ手作りで行われる極上バターである。自然の風味を大切に作り上げたこだわりの逸品。...»

ワダコメ「手造りかりんと」

とにかく硬い!米屋さんの手造りかりんとう

佐渡市内の米店「ワダコメ」がオリジナルで作っている、堅いことで有名な“かりんとう”。原材料は小麦粉・砂糖・重曹・塩のみで自然の味にこだわった甘さ控えめの手造りかりんとうは、お土産としてだけでなく、地元でも幅広く親しまれている。「健康な歯を実感できるほどの硬さ」が“ワダコメかりんとう”のウリ。歯に自信のない方は、しばらくお口の中に入れて、ふわっと柔らかくなってから噛みしめて。味も素朴で、不思議なくらい後を引くこの一品は子供のおやつはもちろん、受験生の眠気を覚ましの夜食やちょっとしたお茶請けとしても楽しめる。一噛みごとに素朴な甘みと味わい深さが口いっぱいに広がる。各種メディアも取り上げる佐渡名物だ...»

おけさ干し柿

佐渡ブランドの“おけさ柿”の上品でとろける甘さを凝縮

実が大きく、種がないのが特徴の新潟佐渡産のブランド柿、“おけさ柿”。それらをひとつずつ皮を剥いて寒風の中に干し、糖分を凝縮させたのが“おけさ干し柿”だ。甘くてジューシー、とろけるような舌触りが特徴だが、口の中で広がる自然の甘みにより後味はすっきりしていて食べやすい。一般的に、干し柿の糖度は40~70%にもなると言われ、練り羊羹と同程度。佐渡では砂糖が一般的でなかった時代からハチミツと共に庶民の貴重な甘味源であった。そんな伝統の味を懐かしい風景が残る佐渡でいただけば、より一層美味しく感じられるに違いない。「柿が赤くなると医者が青くなる」という言葉通り、おけさ柿には豊富な栄養が含まれ、1個のおけさ...»

椿オイル SADO

佐渡の人々がみんなで集めた、島が香るエッセンス

自然にあふれた佐渡島に自生するヤブツバキの種から搾りだされた貴重な油脂“椿オイル SADO”。高級な食用油や整髪料として使われている。地元の女性たちを中心に組織された「椿姫の会」の呼びかけによって集まった、300人もの佐渡の人たちが集めた種から抽出された貴重なオイルだ。佐渡の椿は、他の地域と比べると小さめだが、虫がつきにくく、病気に強いといった特性を持ち、自然の状態のまましっかりと育つ。その椿の種から、手間を惜しまずに純粋なエッセンスを搾り出すようにとられたオイルは、匂いがなく、自然の風味をさらっと上品に楽しめると評判。まずはサラダやお刺身にかけて味わってみて欲しい。 SADO椿オイルは、ツ...»

真鱈 桜干し

子供からお年寄りまでさっとあぶってさくら干

真鱈は、日本に分布するタラ類3種の中では最大種で、冬になると佐渡が島に産卵に訪れ、底引き網、定置網、延縄、釣りなどで漁獲される。この真鱈を棒状にして醤油に漬けて乾燥させたものが桜干。「桜干し」は、魚を開いてみりん醤油に漬けた後、乾燥させるために円状に広げて並べ干した様子が、まるで桜のように見えたことから、干物に名が付いたといわれている。みりんや砂糖、水飴、食塩などを使って、より風味豊かで栄養価の高く、水分が少ない保存食品に仕上げている。食べやすい大きさにカットして、軽く焼いて食べると、自然な旨みが口の中に広がる。...»

焼ふぐの子

酒の肴、お茶漬けにぴったり!佐渡の珍味

2年以上塩蔵して毒抜きするという江戸時代から伝わる伝統的な技術を用いたフグの卵巣を焼き上げた珍味中の珍味。佐渡では昔から新聞紙に塩漬けした“ふぐの子”を包み、いろりの灰の中で蒸し焼きにして食べられていた。ゴマフグは卵巣と肝臓に猛毒を持っていて食用を禁止されているが、この卵巣を2年以上塩蔵することで、乳酸菌の働きで毒を抜いた幻の珍味。しっとりとしてつぶつぶとした歯ざわりと濃厚な味はお酒やご飯のお供に最適。適度な塩気があるので、チャーハンに使ったり、パスタに絡めたりしてもおいしい。瓶詰めタイプと、丸ごとの“姿焼きふぐの子”がある。...»

佐渡乳業「農場クリームチーズ」

やわらかな口どけの中に広がるさわやかな酸味とコク

佐渡で育った乳牛の生乳と生クリームをブレンドして作った“佐渡産クリームチーズ”は、衛生管理を徹底した島内産の“クリーンミルク”を原料に、約2日をかけて丁寧に作られる。ほどよい酸味とまろやかなコクが活かされたナチュラルな味わいのクリームチーズだ。あっさりとしていてクセがほとんどないので子どもから大人まで幅広く楽しめる。パンやフルーツと合わせて食べたり、チーズケーキなどの材料にも最適。小分けのカップに入っているので作りたての味を新鮮なまま楽しめるのもうれしい。...»

塚本こうじ屋「ふき味噌」

地元米の糀で1年以上漬け込んだ老舗のふき味噌

佐渡両津にある「塚本こうじ屋」は、佐渡の農家が家庭で味噌を作る為の糀(こうじ)を代々作り続けてきた、200年以上の歴史を持つ老舗の麹屋。三日三晩手塩にかけて育てた糀は出荷時にふんわりと香ります。その佐渡産米糀をたっぷりと使用した味噌に、早春の佐渡の里山で収穫された「ふきのとう」を使用して蕗を漬け込んで、味噌蔵の中で1年以上寝かせるという、昔ながらの製法で造っているのが“ふき味噌”です。味噌とふきの香り、甘みとほのかな苦みのバランスの良い味はご飯にもよくあいます。ふきの苦みが苦手な方にこそ、このふき味噌をぜひ食べて頂きたいです。 塚本こうじ屋では、麹のほか、3種類の味噌や季節の食材を使った〈旬...»

いか船上活漬け

新鮮なイカを生のまま特製だれで漬け込んだ豪快な一品

渡島産の釣りたての新鮮な真イカを船上でそのまま2日間特製のたれに漬け込み、急速冷凍したイカの船上活漬け。鮮度抜群なのはもちろん、浸透を高める佐渡沖の海洋深層水を使用しているため、イカには特製の漬けだれがしっかりと浸み込んでいる。イカの旨味を損なわない絶妙な味付けなので、凍った状態からスライスしてそのまま酒の肴として楽しむのも良し、解凍して野菜と炒めればご飯にぴったりの深みのある一品に仕上がる。磯の香りがふんわりと広がる、佐渡の恵みの味をぜひ楽しみたい。...»

佐渡 干スルメ

炙ると透き通るほどの新鮮さ。日本酒とぴったりの一品

年間を通して獲れる佐渡のイカだが、夏の夜の海を照らす漁船の灯は佐渡の真イカ漁を告げる季節の風物詩だ。新潟県沿岸域、とりわけ佐渡沖は、「イカ」の絶好の漁場と言われている。県が漁獲量を誇る「スルメイカ」は、日本海を北上途上にある5~8月が旬で、6月が最盛期。人気の一夜干しいかは、佐渡沖で獲れた新鮮なスルメイカをその日のうちにさばいて、浜風と天日で一夜干ししてある。こんなシンプルな手法が活きるのは鮮度抜群のイカがあってこそ。炙るとたちまち透き通るのは新鮮な証拠だ。肉厚でやわらかい口当たりの中にも、しっかりとした歯ごたえがあり、噛めば噛むほど旨味が増す。日本酒を傾けながらいただけば、その深い味わいをよ...»

佐渡味噌

発酵した深い香りと、塩なれしたコクのある味わいが人気

佐渡の味噌づくりは、江戸時代の相川金銀山(佐渡金山)開発による人口増加によって発展したといわれ、北海道への味噌の運搬が始まり、島内での味噌醸造が増えた。昔は島内に100軒以上の麹屋があり、島内には今でも味噌屋町の町名が残っている。“佐渡味噌”は、麹の割合が多い長期熟成タイプの赤色中辛味噌。米麹に特徴があり、粒がほとんどない麹を使用し、大豆粒も米粒もすりつぶして作るこし味噌である。発酵した深い香りと、塩なれしたコクのある味わいが人気だ。合わせ味噌としても使いやすく、信州味噌と合わせるといっそう味わいが出るとされている。 佐渡両津にある「塚本こうじ屋」は、佐渡の農家が家庭で味噌を作る為の糀(こう...»

佐渡の塩

佐渡の海水から焚き上げた天然の手作り塩

佐渡の塩造りは古代からさかんだった。新潟県佐渡島の西端、海風を受ける七浦海岸にて建つ塩造り工房「塩工房 佐渡風塩釜」。めおと岩の表層水(水深3~5mの海水)を晴天が続き、海が澄んだ日にポンプで取水。これを釜に入れ、薪でゆっくりと煮詰めていく。20分に一度は手作業で濾過をし、火加減の調も行う。職人が一すくいづつ木綿で濾すことによって余分なカルシウム、灰を採り、真っ白な塩を作り上げる。約30時間程度、薪で焚きつめて作った塩には、マグネシウム160倍、カルシウム40倍と天然のミネラルが精製塩とは比較にならないほど豊富。海藻の“あらめ”を3日間、佐渡の塩と一緒に炊き上げた“藻塩”もある。ヨウ素の茶色の...»

あごだし(新潟県)

トビウオから作る深みのある旨味と、しつこさのない上質なダシ

佐渡の名産“あごだし”は6月中旬から7月中旬に取れる“飛魚(トビウオ)”を焼いて乾燥させたもの。トビウオの頭、鰭(ひれ)、大骨を取り除いた“開きあごだし”と、丸ごと使った“丸あごだし”がある。下処理をしたトビウオを竹串に刺して、いろりに円を描くように並べ、1本1本、30分ほどかけて焼き、さらに豆炭で15時間ほどかけてじっくり乾燥させる。旨味とコクのある上品なダシがとれ、魚臭や濁りが少ないため、おすましなどにも最適。 地元では、味噌汁、麺類、煮物などに使われるごくポピュラーなダシの一つだ。“あごだし”は水で戻し、煮付けて食べてもいい。少しあぶってそのまま食べると酒の肴にもなる。...»

佐渡牛乳

トキパックと呼ばれ親しまれている自然な味わいの牛乳

佐渡の雄大な自然豊かな環境で育った、島内各地で酪農される健康な乳牛から新鮮な絞りたてを集められた佐渡乳業の牛乳。朱鷺のイラストが描かれた特徴的なパッケージで、愛称「トキパック」で親しまれている。殺菌温度を抑えて風味を生乳に近づけた、さっぱりとした味わいが特徴。...»

佐渡海洋深層水

日本海が育む水深332メートルの恵みをボトリング

佐渡の海洋深層水は別名“日本海固有水”とも呼ばれ、年間を通して水温が1℃前後と安定しているのが特徴だ。“佐渡海洋深層水”は沖合3.2km・水深332mから汲み上げた海洋深層水を、独自の製法で空気に触れず脱塩、殺菌処理しペットボトルに詰めたもの。鮮やかなブルーのパッケージが目印だ。硬度300でミネラル豊富な“佐渡の海洋深層水”。一般的に硬水は含まれる成分などにより、独特の味わいが感じられることが多いが、この水は非常に飲みやすく口にすっとなじんでいく。 海洋深層水とは、通常は太陽の光が届かない海の200~300メートル以深の場所に存在する水のことです。ここでは植物が光合成を行わないため、バクテリ...»

日本酒「真野鶴」

米、水、人、そして佐渡。四つの宝を大切に生み出された名酒

世界農業遺産に登録されている佐渡島にある明治25年(1892年)創業の蔵元「尾畑酒造」。酒を醸すのに大事な要素は「米」「水」「人」。 これに「佐渡」を加え、四つの宝の和をもって醸す という言葉「四宝和醸(しほうわじょう)」を酒造りのモットーとしてうみ出された“真野鶴”。長い仕込み期間に「酒」という生き物と向き合うため、蔵人たちは伝統的な完全泊まり込みによる早朝仕込みを行う。米は酒造好適米としても知られる”五百万石”や新潟県限定栽培酒米”越淡麗”などを使用し、自社精米所にて丹念に磨きあげる。佐渡の清冽な水、豊かな自然と風土と蔵人の努力が醸した、やわらかく優しいバランスのとれた酒だ。...»

日本酒「真稜」

昔ながらの伝統製法で造られる佐渡の地酒

佐渡の豊かな水と、澄んだ空気をいかした酒造りを行っている“逸見酒造”。明治5年に創業した小さな蔵元で、敷地内の地下から湧き出る水を使い、「先ずは島民に愛される地酒を」をモットーに、昔ながらの伝統製法で1本1本丁寧に醸している。その逸見酒造の代表酒の1本でもある“真稜 山廃純米大吟醸”は、現在ではあまり見られない「山廃仕込み」と呼ばれる製法で仕上げられ、時間をかけてじっくりと「もろみを仕込み、50%まで磨き上げた酒米と醸す自慢の酒。すっきりとさわやかでありながら、滑らかさのあるのど越しが楽しめるので人気がある。おみやげにもおすすめだ。...»

日本酒「天領盃」

佐渡産の酒米・越淡麗を丹念に磨き上げたやや辛口の純米吟醸酒

新潟県佐渡で、唯一コンピュータ制御による酒造りを行っている蔵である“天領盃”。目指す味わいを醸すために設備を新しくしていくことで、キレイで軽くて、穏やかな酒を造っている。可能な限り人の手が直接原料に触れないようにすることで、雑味のなく澄んだ綺麗な味の酒を醸すという。その天領盃の代表酒が、蔵と同じ名前を関した“天領盃 純米大吟醸”。佐渡の酒好適米“越淡麗”を55%まで精米し磨き上げた、上品な米の味と透明感溢れる滑らかな喉ごしを存分に楽しめる酒。冷やでも燗でも風味が良くおいしいと、島民にもファンが多い地酒だ。...»

日本酒「北雪」

35%まで磨き上げた山田錦を長期低温醗酵させて生まれる大吟醸

明治五年に創業の蔵元「北雪酒造」の佐渡の酒“北雪”の名を一躍世界に知らしめた金字塔とも言える名品「北雪 大吟醸YK35」。酒米として最適な山田錦を35%まで磨き上げ、長期低温醗酵させることでうまれた手造りの大吟醸酒である。じっくりと時間をかけて低温で発酵させることにより、さらりとした綺麗な味の酒に仕上がる。大吟醸ならではの芳醇な香りと繊細で深みのある味わい、軽い後口が特徴だ。ワイングラスでゆっくりとデリシャスな香りと滑らかな口当たり、軽快な喉越しのハーモニーを堪能したい。世界的レストランでも愛される佐渡の酒。特別な記念日の酒として、また、ご贈答品やギフトなどにも最適な一品。...»

柿もち

自然の甘味が活きた、佐渡の餅米と干し柿で作った昔ながらのお餅

主に佐渡の南部で特産の柿を利用して農家で伝承されてきた、昔ながらの優しい味わいのお餅。もち米と柿だけというシンプルな素材は全て佐渡産、唯一使用する調味料も佐渡の海水で作った塩だけにこだわっており、砂糖や添加物を一切使用せず、干し柿の天然の甘味だけで、ひとつずつ手作りしている。干し柿ならではの自然な橙色が鮮やかな“柿もち”は切り餅になっており、そのまま焼いて手軽に食べられるのもうれしい。何もつけずに食べれば柿本来の自然な甘みが口の中に広がり、プックリと膨らんだ見た目も心を和ませてくれる。...»

沢根だんご

江戸時代には峠の茶屋で売られていた、佐渡を代表する和菓子

上品な甘さがうれしいひと口サイズのだんご。江戸時代、金山で栄えた佐渡島。金山で掘られた金は、中山峠から沢根集落を通って船積みされた。その峠の茶屋で売られ、大人気となったのが沢根だんごといわれている。江戸時代後期、文化5年(1808年)創業の老舗のだんご屋「お菓子処 しまや」の澤根だんごは、佐渡産コシヒカリと、水車を使って石臼挽きした上新粉を、こねて蒸して、うすでつく。それを清冽な地下水で冷やし、手早くこし餡でくるむとできあがりだ。餡の原料となる小豆も、無農薬の佐渡産なので安心。そのままでもいいが、冷蔵庫で冷やして氷を一片そえて食べると、白玉のような口当たりで後味も爽やか。佐渡の米、佐渡のあんこ...»

栃もち(新潟県)

昔ながらの作り方を今も続ける、手間と時間をかけた伝統もち

佐渡の正月によく食べられるという“栃もち”。もち米だけの白いもちよりも茶色がかっており、独特の苦味を持つ昔ながらのおもちである。栃の実を乾燥させ、何日も水でさらした後、灰汁でアク抜きをし、これをもち米とともに蒸してからつく。大変な手間と時間がかかるが、手間を惜しむと強いえぐみが残ってしまうので、決して手抜きは許されない。本来は凶作や飢饉の備えとして考え出されたが、作るのに手がかかることから、昔の佐渡人にとっては本当に特別なとき以外には食べない大のご馳走だったようだ。...»

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