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鮭の酒びたし

(さけ さけ)

日本海の寒風で乾し上げた鮭を、日本酒に浸して食す高級珍味

「旨い村上の鮭」として全国に知られる塩引鮭を、日本海の寒風にさらし、およそ半年間乾し上げる。カチカチになった鮭を薄くスライスし、日本酒に浸してから食すという、古くから新潟県の村上地方に伝わる鮭の逸品。この地方独自の高級珍味だ。寒い地方の保存食として伝えられ、日本酒に浸して食べるところは地酒の豊富な新潟ならではのアイデア。お酒好きな人にはたまらないだろう。生姜やレモン汁を加えると一段と風味が出る。 

鮭の酒びたしは、秋の雄鮭を半年間干して、その旨味を凝縮させた逸品です。素材には、厳選した最高品質の秋鮭が使用されます。鮭はまず1週間ほど塩漬けにされ、その後水出し塩抜きを経て塩加減が調整されます。その後、真冬の日本海の寒風に1週間陰干しにされ、塩引鮭が完成します。この塩引鮭は、全国的に知られる「旨い村上の鮭」として名高く、村上地方ならではの逸品です。

鮭の酒びたしは、さらに村上独特の気候と日本海の寒風にさらされ、半年以上かけて乾燥し熟成されます。この酒びたしは、村上大祭やお盆の時期に完成し、村上地方の高級料理として大変珍重されています。この「鮭の酒びたし」は、鮭の里村上の祭礼には欠かせない一品であり、遠方からのお客様をもてなす際にも重宝されます。

鮭の酒びたしの食べ方は、薄くスライスしてお皿に盛り付け、お酒をかけて召し上がることが一般的です。鮭のうま味がお酒に溶け込み、独特の風味を楽しめます。お酒が苦手な方は、生姜やレモン汁を加えても美味しくいただけます。

また、鮭の酒びたしは素揚げしてせんべいのようにパリパリにすると香ばしくて美味しいです。皮も揚げたり焼いたりして楽しむことができます。さらに、パスタやマリネ、サラダなどにも幅広く活用できます。材料は鮭と塩のみで、自然が織りなす究極の味わいをお楽しみください。

鮭の酒びたしは、様々な料理にも使える食材です。その中でも、鮭の酒びたしの炊き込みご飯は特におすすめです。鮭の酒びたしを細かくして炊き込むことで、その旨みと風味がお米によく染み込み、格別な味わいに仕上がります。

さらに、鮭の酒びたしは揚げて、せんべいのようにすることもできます。熟成された鮭の旨みが香ばしく、パリパリとした食感が楽しめる珍味です。お酒のつまみにもぴったりですね。また、鮭皮から揚げたり焼いたりしても美味しくいただけます。

さらに、鮭の酒びたしを使った料理として、マリネやパスタ、シーザーサラダなどもおすすめです。熟成を極めた鮭の酒びたしの旨みが、これらの料理に深い味わいを与えます。

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鮭の酒びたし
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